↑ 御嶽山山頂小屋
7月1日に各地で山開きが行われたが、
天候不順で待機している山好きが多いことだろう。
御嶽山の噴火警戒レベルが3から
2に引き下げられ、警戒範囲は火口から2kmへと拡大された。
↑ 御嶽五の池小屋
これによって、7月1日以降は飛騨側の濁河温泉から
五の池小屋や継子岳への登山ができるようになった。
ところが、それ以前にこのコースの登山記録が
「ヤマレコ」に掲載されて問題になっている。
同じようなケースが、蔵王山のお鉢巡りや
浅間山でも発覚している。
ヤマレコは、フリーの登山記録データベースの
共有サイトで、多くの登山愛好者が利用している。
飲食店やコンビニの店員がイタズラ動画を
投稿してひんしゅくを買ったが、ルール無視の登山投稿も頂けない。
噴火の予知が難しく、規制のレベルも素人の
目には判りにくいので、安易に入山する人がいるようだ。
↑ 焼岳北峰
焼岳を思い起こすが、硫黄を吹き出す穴の脇の登山道や、
噴煙を上げる北峰(登山規制中)と対峙する南峰に登れるのを不思議に思う。
↑登山道脇の噴出口
噴火前の御嶽山は、焼岳の活動に比べれば
穏やかで、緊張したことはない。
規制強化をすれば、登山者だけでなく上高地や
箱根、軽井沢観光など、地元への影響は計り知れない。
行政は安全確保と、観光振興のさじ加減に、
今後も悩まされることだろう。