昨日に続き今日も猛暑日で、熱中症の「危険」レベルと伝えていた。
ギラギラ太陽を見ただけで足がすくみ、居間で円空彫刻の練習をしたり、読書などで過ごした。
夕方から、JRタワーガーデンの「名古屋名駅・薪能」を観てきた。
今年で14回目になる夏のイベントで、能や狂言、仕舞などが、篝火を焚いた特設ステージで演じられた。
幽玄な能の世界で、ひと時の涼を求めようと思ったが、昼間の暑さも残り、篝火と観客の熱気も加わって、熱帯夜"能"となった。
深閑として、音と光のない世界ならともかく、喧騒の都会でそれを求めるのは無理だった。
それでも、空が赤く染まり夕闇が迫ってくると、「船弁慶」も佳境に入り、雅な伝統芸能の一端を味わうことができた。