今日も雨が降ったりやんだりで、すっきりしない一日となった。
W杯では「なでしこがJAPAN」が二連覇を逃し、
ギリシャのあおりで株安円高が進み、世界遺産登録も
すったもんだの末、後味の悪い決着となった。
↑ 納屋橋再開発工事
すっきりしないのは、お天気だけにしてもらいたい。
「明治日本の産業革命遺産」の世界遺産登録がようやく決まった。
以前から韓国の登録反対運動は過激で、朴大統領以下
政府高官が揃って、ユネスコや投票国への反対呼びかけを繰り広げていた。
登録勧告を受けた施設を、一国の意思で
外すことは出来ない事を知り、申請内容に注文を突きつけた。
日韓の対立点は、申請施設で働いていた韓国人労働者が、
強制的に連行され過酷な労働を強いられたことの明記についてだった。
ユネスコ日本大使は「forced to work」
と表現し、意に反して連れてこられ働かされた韓国人が
いたことを理解できる措置を講じると述べた。
これに対し岸田外相は、「我が国代表の発言は、
強制労働を意味するものでない」と釘を刺し、
韓国外相は「日本は強制労役させた事実を認めた。」
と発表し、韓国側の主張が通ったという認識を示している。
お互いに、都合の良い解釈は、賠償請求など問題を
残しかねないが、これ以上の泥試合に巻き込まれなかったのは、せめてもの救いだ。
今後、徴用工の賠償を求めて、当時の企業への提訴が予想される。
請求権問題は解決済みとする日本に対し、個人の
請求権は存在すると主張する韓国との溝がまた深まる。
事前協議で日韓外相が合意しながら、直前まで
反対運動を繰り広げるなど、ルールやフェアプレーを無視する隣国との付き合いは難しい。