秋の大型連休が終わり、街が動き始めた。
静かだった広小路通は、早朝から人や車の流れで活気がある。
柳橋市場も今日から始まり、大勢の仕入れ客で賑わいを取り戻していた。
昨日見たテレビのグルメ番組に刺激されて、ワタリガニを仕入れ、松茸は横目で眺めるだけにした。
生きている間に15分ほど塩ゆですると、甲羅や足が赤く染まり、みそや純白な身がこぼれるように詰まっていた。
午後は円空彫刻の稽古があり、荒子観音寺の教室で過ごした。
先輩に、完成間近の薬師如来立像を見てもらい、制作中の十一面観音像の彫るポイントなどを教わった。
↑ 荒子観音寺
勘所をいろいろ教わるが、いざ彫ってみると思い通りの形にならない。
どの世界も同じだが、根気良く練習をする以外に、上達の道はなさそうだ。