今日も午前中は雲が多く寒かったが、午後からは雲も切れて日差しが戻ってきた。
JRタワーズレストラン街の鳥料理屋「玉ひで」で、親子丼を食べた。
昼前に入ったので待つことはなかったが、出る頃は行列ができていた。
江戸中期の創業で、親子丼を初めて世に出した店と言われている。
本店は日本橋人形町にあり、その近くに住んでいた友達と時々食べに行っていた。
まだ都電が走っていた昭和30年代の終わり頃で、質素な木造の大衆食堂的な雰囲気の店は、行列も無く安くて簡単に食事が出来る店であった。
寄席の「人形町末廣」が、木造三階建てで桟敷席があったことも記憶に残っている。
超高層ビルの中で、ちょっと値の張る親子丼を食べながら、下町情緒が漂っていた当時を思い出した。
↑夕暮れ間近になって青空が広がった