名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

ミッドランドシネマで「後妻業の女」を見る

2016年09月17日 | 遊び

↑ミッドランドシネマロビー
男やもめの友だちに勧められて、ミッドランドシネマで
「後妻業の女」を見てきた。

友人は、騙しの手口を勉強するつもりで見たとのことだが、金はないし
持病もないので、狙われないとのんびり構えている。


大竹しのぶ演じる小夜子は、老い先短い資産家で、持病があれば尚よしと、
9人のお爺さんを手玉に取って、財産を根こそぎ掠め取ってしまう。

死なない相手を殺してしまう荒っぽさもあり、シリアスな社会問題を喜劇に
仕立てた監督の技と、芸達者な出演者の演技も素晴らしい。

特に大竹しのぶは男を騙して金を奪う悪女だが、偽りの愛でも可愛げに
擦り寄られたら、人のいいお爺さんでなくてもイチコロだと思ってしまった。

一度死んだと思った小夜子が、最後のシーンで現れ、「武内小夜子、63歳、
好きなことは読書と夜空を見上げること・・・」結婚相談所のパーティで
自己紹介するところで幕が下りる。

騙し騙されるのは世の常で、心の隙をつく悪者は尽きないと、
ラストシーンが語っていた。

社会問題を喜劇に仕立てたり、遺言状のどんでん返しで救われたりと、
飽きさせない2時間だった。


帰りはシンフォニー豊田ビルのgalette café「ラ ロビン」で、
ガレットなるものを食べた。


フランスの郷土料理で、そば粉の生地に野菜や肉、魚介類を包んだもので、
食事には足りないしおやつには多過ぎた。


ハンバーガーや恵方巻きと同じで、丸かじりはしょうに合わない。
しかも、オープンテラスしか空いていなかったので、暑いし落ち着かなかった。



↑オープンした「メグルメガーデン」と連絡通路
外食のスタイルも変わっていく。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする