名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

馳星周著 「少年と犬」

2020年07月26日 | 暮らし

↑柴犬ユキ
梅雨前線が動かず、朝から雨が降ったり止んだりで蒸し暑い。



連休最終日も、朝の散歩以外は家で過ごした。
円空仏彫刻と読書や昼寝で、4日連続の家ごもり。

今週末には梅雨前線も去っていくようだが、
ぼつぼつ外で解放感を味わいたい。



直木賞受賞の馳星周著「少年と犬」を読み終わった。
6つの短編の連作は、賢い犬と心に傷を持つ登場人物
との関わりが、ドラマティックに展開する。

東日本大震災で飼い主を失い、南に向かって辿り着いた先
の熊本で大地震に遭遇し、劇的で感動的な結末を迎える。

人は犬によって救われ、幸せになれることが各編のテーマになっていて、
毅然として忠実な振る舞いに、犬好きでなくても共感を呼ぶ。



以前、飛騨の山里で、ユキ(芝犬)と10年ほど
一緒に過ごした。



ユキと重なる部分を感じながら、不慣れで孤独な山里暮らしの
支えになってくれたことを思い出す。



この本を読んで、犬の持つ不思議な力を再認識した。



白川公園のカルガモ一家は、今日も元気に泳いでいる。
2カ所に設置されていたシェルターが撤去されていた。
巣立ちを控えて、もう必要がなくなったのだろうか。
コメント (4)
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