今朝は北東の風が吹いて、秋の深まりを感じた。
落ち葉が空を舞い、伊吹おろしのはしりのよう。
堀川の天王崎橋と洲崎橋の間に、護岸工事用の足場が組まれ重機が取り付けられた。
岸辺の樹木も伐採されて、古い石積みの護岸があらわになっている。
ここは名古屋大学医学部のルーツで、愛知医学校があった。
コンクリート護岸が完成した後は、どんな形で残されるのだろうか。
その対岸の老朽マンション1棟が解体されたが、川岸ぎりぎりに建つもう1棟はどうなるのだろう。
いずれも元は老舗の材木問屋で、筏からトロッコで奥の製材所へ運ぶ風景が記憶にある。
その隣は古い木造住宅で、住人の姿を見かけない。
1件ずつ問題解決をしながら進む護岸工事は、気が遠くなるような時間をかけて進んでいる。