名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

荒子観音寺・円空仁王像

2014年05月22日 | 趣味

↑ 観音寺仁王門

1週間があっという間に過ぎて、
円空彫刻の稽古日がやってきた。



教室のある荒子観音寺には、1200余体の円空仏があり、
小は4センチ足らずの木っ端仏から、3メートルを越す仁王像まで、
正面の仁王門や本坊などに安置されている。


↑ 吽像

寺を守る阿・吽二体の仁王像は、山門の左右に置かれている。
格子戸にはめられたアクリル板が、光を反射して中がはっきり見えない。
また内部も薄暗くて、全体像を見ることが難しい。


↑ 阿像

たまたま今日は、寺の人が掃除をしていたので、
中に入って見せてもらった。

狭い部屋で、足元から見上げる像は、
荒々しい鉈目を残し、迫力が感じられる。

他の寺で見かける、彩色された仁王像の憤怒の
表情と比べると、なんとなく素朴で暖かみを感じた。
円空仏は独特の微笑みが特徴で、
見る人の心を和ませてくれる。

寺を守る仁王が、笑みを浮かべていては様にならないが、
厳しさと優しさを兼ね備えた阿・吽の両像は、今様の仁王様だ。
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2 コメント

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仁王様もいろいろ (nko)
2014-05-23 06:55:39
Reiさん
干割れや虫食い跡は目立ちますが、それなりの風格を感じました。
法隆寺をはじめ、木材の耐久性はすごいですね。

威圧感はなく、ユーモラスな印象でした。
仁王様もいろいろですね。
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仁王様 (Rei)
2014-05-22 22:32:26
白木のままで痛むことはないのでしょうか?
確かに素朴な感じではあります。
仁王様は怖いお顔のイメージですが
こういう怖いだけでない異色の仁王様もいいですね。
返信する

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