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岐阜県海津市の、千代保稲荷(おちょぼさん)へいってきた。
名古屋から、1時間足らずで行けるのだが、
木曽三川公園などへ向かう車の渋滞に巻き込まれて、
2時間近くもかかった。
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たどり着いたお稲荷さんは、参道も境内も
商売繁盛や、家内安全を願う参拝客で大賑わいだ。
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↑ 川魚料理屋
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↑ 串カツ屋
木曽、長良、揖斐川が近くを流れるので、昔から
川魚料理が名物だが、最近はどういう訳か、
串カツが人気で、どの店も行列ができていた。
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昼食は折角だから、お千代保稲荷名物の、ナマズの蒲焼にした。
濃厚なタレの蒲焼は、ウナギに比べると味は淡白で、
見た目よりさっぱりした味わいだ。
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↑ 川魚の佃煮屋
ナマズがたくさん獲れて、ここの名物料理となったが、
今は川が汚れ、川漁師もいなくなったので、
養殖に頼る店が多いようだ。
稚魚不足の養鰻業者は、空いた池を利用して、
ナマズを育てている。
まだ、魚屋や料理屋で、ナマズを目にする程にはなっていないが、
その内にウナギに変わる救世主として、人気を得るかもしれない。
私の祖母はさすが輪中の民。昔から川魚が好きで、田んぼの水落の時には、農作業の合間に竹のざるで小魚をとっていたものでした。まだ20年前位の風景なのですが、もうそんな人は見られなくなりました。兼業農家は営農組合などの集団農業にに転換し、田んぼの手入れはいいかげんになり、稗の穂が多く見られるようになってしまいました。昔は田んぼに草が生えていることは恥ずかしいことだったのですが…。
ふるさとの風景も変わりつつあります。
写真で拝見するとお彼岸のお中日なので格別の賑わいなのでしょうか?
渋滞は祝日の行楽客でしょうか。
昔釣好きの父と鮒釣りに出かけた想い出があります。
一緒に行くと父は喜んでいました。
「坊主」の日が多かったような記憶です。
取り入れ前の田園風景も、楽しんできました。
住宅も増えて、たぬきさんの故郷も、少しずつ変わっていくようですね。
水に親しみ、水を怖れる輪中の人たちの生活様式も、大きく変わったことでしょう。
おちょぼさんで、モロコの佃煮やナマズの蒲焼で、昔の暮らしの一端を味わいました。
昨日は大渋滞で動きがとれなかったので、今度は木曽三川公園を、ゆっくり歩いてきます。
おちょぼ稲荷は、いつも参拝客が多いようですが、お彼岸は特に混むようです。
にわか信者なので、好んでその日に行かなくてもよかったのですが・・・
木曽川の護岸で、釣り人がたくさん糸を垂れていました。
これから、ハゼや手長エビのシーズンなので、一度行ってみようと思います。
ハゼ狙いなら、坊主は免れそうです。