名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

田畑の囲い

2008年07月17日 | セカンドルーム

 

今日も朝から晴れ上がって、稲穂の露が朝日でキラキラと光っていた。
夕べは、ここで蛍が飛び交い、光の饗宴を楽しんだ。
稲も順調に育っているようで、今年もあちこちの田で、イノシシ除けの柵作りが始まった。

トタンや網、電気柵などを使って防いでいるが、いずれも一長一短で決め手が無いようだ。

最近使い始めた電気柵は、防止効果はあるが価格が高いのでそれ程普及はしていない。

菜園のトウモロコシもヒゲが少し茶色くなり、収穫の時期が近づいてきた。
トウモロコシはムジナの好物なので、熟れた頃になると毎年やって来る。
去年は様子を見に来たムジナに、5~6本押し倒されてしまったので、今年は少し早めに柵を作った。
畑に食べ残しもあるが、殆どは安全な場所へ運んでから、ゆっくり食べているようだ。
その時の残骸を裏山などでよく見かけたし、近所のおばあさんが、もぎ取ったトウモロコシを口にくわえ、もう1本をわきに抱えて逃げていく姿を見たと話していた。
ムジナは人を化かすと言われるが、器用で知恵もあるようだ。

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飛騨の夏

2008年07月16日 | セカンドルーム

 

全国的な猛暑続きで、飛騨の市街地でも30℃を越す日が度々ある。
私の住んでいる集落は、標高が1.000m前後なので、クーラーを使っている家は無い。
炎天下の戸外は暑いが、木陰や家の中は涼風が通り抜けるので、とてもしのぎやすい。
夜も気温が20℃以下になり、窓を開けて寝ていると、肌寒く感じることもある。

都会のように大きなビルや車の排気が少ないし、清流や緑の森がクーラー代わりになっている。

夏の日課は、午前中と夕方に仕事をして、日中のひと時は昼寝をしている。
ひぐらしの涼しげな声を聞きながらの昼寝は、短い夏の楽しみの一つになっている。

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高山へ

2008年07月15日 | セカンドルーム

 

今朝、名古屋を出る時は、すでに30℃を越す暑さだった。
いつものように、郡上八幡からせせらぎ街道を通って、西ウレ峠に差し掛かると、空気も爽やかで、クーラーを切って走った方が気持ちがいい。

途中のそば処「清見庵」のテラスで、そば定職を食べたが、山菜のミニ天丼がうまかった。
ここのテラスは犬と同席で食事が出来るが、ユキ(柴犬)はいつも少し離れた木陰で、おとなしく待っててくれる。

数日間留守にしていた畑は雑草が茂り、キュウリはヘチマの様に大きくなり、絹さやエンドウも枝豆のように膨らんでいた。
カモシカが出迎えてくれたけど、畑は荒らされていなかったのでひと安心。
今日から、また平穏で静かな生活が始まりそう。

 

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知多半島ハイキング

2008年07月14日 | セカンドルーム

 

もと会社OB会のハイキングサークルで、知多半島にある「知多四国88ヶ所霊場めぐり」のうち、野間近辺のお寺を6ヶ所回ってきた。

 

源義朝の非業の死を悼み、子の頼朝が建立した「野間大坊」をはじめ、それぞれ古い歴史と由緒のあるお寺を、のどかな田園風景の中や、古の遍路道を思わせる古道をたどりながら訪れた。

 

今夏最高の36℃を記録した炎天下のコースは、ひたすら暑さに耐える我慢のハイキングであった。
後期高齢者もいるメンバー全員が、熱中症にかかることも無く、無事にゴールして温泉で汗を流し、冷たいビールと海鮮料理で生き返った。
猛暑日の真っ昼間に、これだけ過酷な暑さを経験しておけば、少々の温暖化にも耐えられそう。

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猛暑の名古屋

2008年07月13日 | セカンドルーム

 

水や緑は、見る人を癒してくれるし、暑さもやわらげる効果があるが、名古屋の暑さはそれを越えている。

昨夜も、一晩中クーラーを止めることが出来なかったし、今朝も近所を少し散歩しただけで大汗をかき、犬ともどもぐったりしてしまう。
健康や気分転換のつもりの散歩が、この暑さでは体調を崩す原因になりかねない。
緑陰や川の流れは都会のオアシスだが、悪臭の漂う川や、ゴミの散乱する公園は、暑苦しさを増幅しているだけだ。

日が傾いても、ビルの窓に反射した太陽があちこちで照っていて、一向に涼しくならない。
また今夜も、寝苦しい夜になりそう。

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横浜へ

2008年07月12日 | セカンドルーム
 昔の仕事仲間と旧交を温めながら、一杯やろうという集まりで、横浜で一泊して近くをドライブしてきた。
来るたびに変わっていく街に、いつも目を奪われる。
去年は工事中だった新横浜駅ビルが完成し、あたりの景観が一変していた。
仕事をしていた当時に比べると、高速道路が縦横に走り新しい高層ビルも建ち並んで、首都圏の変わりようは凄まじい。
何も変わらない山里に暮らしているので、たまに味わう都会の賑わいと変化は、眠っていた脳細胞を覚ましてくれるような1泊2日の旅だった。
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東海北陸自動車道で合掌集落へ

2008年07月10日 | セカンドルーム

 

7月5日に開通した、東海北陸自動車道の飛騨清見JC~白川郷IC間をドライブしてきた。
高山市街から白川郷へは、中部縦貫道(現在は無料)の高山ICから飛騨清見JC経由で、30分ほどで行ける。
今までは回りくねった細い国道を、2時間ほど掛けて行ったのに比べれば、ずいぶん近くなった。
高山に下宿していた高校生も通学が可能になり、通院や通勤も楽になったと、地元の人たちは喜んでいる。

 

世界文化遺産・合掌集落の人気が高速の開通でいっそう高まり、たくさんの観光客がやって来ることだろう。
都会の喧騒が持ち込まれる狭い集落で、秘境とか、静かな山村風景を求めることが難しくなっていく。
白川村は、急増する観光客への対応の遅れや、住民の利害関係の調整など、人気先行の陰で様々な問題も抱えているようだ。
町村合併を見送り、岐阜県下唯一の村として存続を決めた白川村の、今後の行政手腕が問われている。

 

隣の五箇山は、周辺の町村が合併して、富山県南砺市となった。
ここの合掌集落は、白川郷とは対照的に目障りな人工物や、不釣合いな店もなく、のどかな山村風景が楽しめる。
時間が止まったような静かな佇まいは、平家の人たちが住みついた頃の息遣いが聞こえてくるようだ。

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雨上がり

2008年07月09日 | セカンドルーム

 ここ数日間は、激しい雨が断続的に降っている。
梅雨時といえば、しとしとと雨が降り続く日を連想するが、今年はちょっと荒れ模様で、豪雨と雷雨が交互にやってくる。
家の裏は山が迫り、前は田んぼや渓流が流れているので、雨が止んでも湿度は90パーセント以上とかなり高い。
人にとっては気分は良くないが、植物には心地の良い季節のようで、散歩の道すがらで見る花や果実は、瑞々しく輝いている。

 

山桜の実は、ピンクの頃は少し渋いが、濃い紫になれば甘くておいしい。
木いちごも赤く色づき、プチプチとした歯ざわりと、ほんのりとした甘さは、山ならではの味わいがある。
いずれも小粒なので、持ち帰って食べるより、その場で熟したのを選んでは食べた方がおいしい。

 

花は少ない季節だが、宵待ち草と蛍ぶくろが、あちこちで咲いている。
夜を待って咲くとか、花の中へ蛍を入れて遊んだとか、花の名前にも遊び心があって面白い。

 

山あじさいは、場所によって白、紫、ピンクが咲いているが、栽培種と違って色も形も控えめなのが、山里にはよく似合う。
雨上がりの散歩は、目と口の両方を楽しませてくれる。

 

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蛍の棲む田んぼ

2008年07月08日 | セカンドルーム

  

今年も蛍の季節がやってきた。
日が暮れて、何気なく庭を見ていたら、青白い光を点滅させながら蛍が飛んでいた。
迷い蛍が、ここまでやって来ることがあって、去年は電気を消して床に就いたら、天井で光っていた。
集落にも蛍の季節が来たのかと、家の前の田んぼへ行ってみたら、満天の星が瞬くように群舞していた。
山間の狭い田んぼは、ほとんどが自家消費のため、農薬散布も少なく、水生昆虫や両生類がたくさん棲み付いている。
水路や湧き水が幾筋も流れているし、周辺の環境も昔のままなので、蛍の生息には敵っているようだ。
きらめく光で相手を誘い、たった1度の逢瀬を楽しんだ後は、1週間ほどで生涯を閉じるという。
なんとも儚い光が、人を惹きつける。

カメラに収めたが、光は写っていなかった。カメラの設定に工夫して、もう一度トライしてみます。

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ファイティングポーズ

2008年07月07日 | セカンドルーム

 

散歩中にユキ(柴犬)が、突然草むらめがけて飛び込んでいった。
何事かと思ったらそこに蛇がいた。
綱を引いていたので、止めることが出来たが、放している時はくわえて猛烈な勢いで振り回す。

驚いて道に出てきた蛇は、いつも見かける青大将やマムシとは違い、首の周りが黄色く、赤い縞模様があるので、多分「やまかがし」だろう。

しばらくの間、お互いにファイティングポーズでにらみ合っていたが、蛇は隙を見て水路に飛び込んで逃げていった。
奥歯に毒腺を持ち、咬まれて死亡した例もあるし、危険が迫ると毒液を吹きつけ、目に入ると失明することもあるといわれている。
マムシのような攻撃性は無いので、このあたりの人は警戒することも無いし、咬まれたという話も聞かない。

ユキは動くものに鋭く反応するので、気を付けてはいるが、いったん咥えてしまうとダメッ!と言っても放さない。
子供の頃、マリを投げてやると猛烈にダッシュして取りに行く姿は、遊びではなく、狩りをする形相だった事を思い出す。
野性の血が濃いのか、狩猟本能が強いのか、獲物や危険に遭遇するとコントロールできない部分を持っている。

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我楽多市

2008年07月06日 | セカンドルーム

 

高山のさんまち通りで開かれている、我楽多市へ行ってきた。
去年までは、4月から10月までの毎月7日に開かれていた骨董市が、今年から第1日曜日に開催されるようになった。

 
高山の骨董店が古民具や農具、骨董品などを持ち寄って、歩行者天国の通りに20軒ほどの露店を出している。
味のある飛騨の古民具や農具は、材料が藁や木で作られているので、朽ち果てるのも早く、出まわる数が年々少なくなっていく。
年代ものの飛騨箪笥や自在かぎなどは、値段もけっこう高いが、観光客のお土産用のアンチーク風の糸車や焼き物などは、手ごろな値段でよく売れているようだ。

夏休み前の古い町並みは、いつもの賑わいは無かったが、外人観光客の姿が目立った。高速道路も開通して、市や観光協会の期待は膨らんでいる。

 

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東海北陸自動車道の全通

2008年07月05日 | セカンドルーム

 籾糠山から北アルプス眺望

今日、東海北陸自動車道が、全線開通した。
未開通区間の飛騨清見~白川郷間は、豪雪の山岳地帯を走るため、10本のトンネルや幾本もの谷をまたぐ橋の建設で、工事が難航していた。
日本で2番目に長い飛騨トンネルは、10年がかりの大工事で籾糠山をくり貫き、橋桁の高さが日本一の橋が山奥に忽然と出現し、辺りの風景が一変した。
今まで、高山から白川郷へは、国道156号線を利用して2時間以上かかったが、高速を利用すれば所要時間が半分に短縮される。
東海・北陸圏の経済効果や、生活圏の広がり、観光客の増加などの期待が大きい反面、国道を利用する車両は激減し、高速の谷間の過疎化が進んでいく。
3年前の秋、天生峠から籾糠山に登った時は、トンネル工事の真っ最中で、その時のレポートを次のように記していた。

「この直下1.000mを夢天生2000(トンネル掘削機械)が休むことなく掘り進んでいる現実と、山国の暮らしの落差に不思議な感慨を覚える。
都会と都会を結ぶ高速道路は、地方の山をくり貫き谷をまたぎ、そこに住む人たちの生活様式や自然環境を変えて通り過ぎていく。
山国の人たちは、飛騨の匠丁の頃から峠を越えて明日を築いてきた。
峠は越えてこそ、その価値があり、そこから文化も生まれる。
峠に棲む孤家の美人や匠屋敷の住人はもとより、その末裔の人たちも足元をくり貫かれ、さぞかし驚いていることだろう。」

高速道路は、今日も、光りと影の格差を広げながら伸びていく。

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昨夜の停電

2008年07月04日 | セカンドルーム

 

昨夜の雷雨は、久しぶりの激しさだった。
午後9時頃、豪雨が降りしきる中、稲妻が走ると同時に家を揺るがす様な雷鳴がとどろいた。
普通は、遠雷が少しずつ近づいてくるので、多少警戒する時間があるけど、山里では雷が突然襲ってくることがあるので怖い。
外の様子を見ようとする間もなく、停電であたりが真っ暗になってしまった。
闇夜の停電は、一寸先も見えないので、まったく動きが取れない。
電気が来ないと、湧き水をポンプで送っているため水が使えなくなるし、固定電話も通じない。
そんな中で役に立ったのは、携帯電話と登山用のヘッドランプだった。
携帯の液晶は意外に明るく、手元を照らすには十分の光源になり、ヘッドランプは両手が使えるし、明かりも十分確保できる。
真っ暗では何も出来ないので、そのまま寝てしまったが、真夜中に目が覚めたら停電は復旧し、テレビも電気も点いたままになっていた。

今朝起きたら、増水した谷川の濁流が、いつもの川幅の倍ほどもあり、イモリを入れておいた30センチバケツがオーバーフローして、5匹ともいなくなっていた。
被害は、パソコンでエクセルを使用中だったため、入力したデータが、突然のダウンで消えてしまったことと、水の汲み置きが無かったので、顔が洗えなかったこと位で済んだ。
都会で3時間ほど停電したら、大事件になるところだが、不時の備えの大切さを痛感する停電であった。


 

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田んぼのイモリ

2008年07月03日 | セカンドルーム

 

雨上がりの田んぼは賑やかだ。
オタマジャクシやカエル、イモリなどが泳ぎまわっている。
水生昆虫や巻貝もたくさんいるので、間もなく蛍も飛ぶようになるだろう。


イモリは、水が張ってある間は田にいるが、無くなると沢や湿地へ移り、冬は穴の中で越冬して、20年以上も生きると言われている。
イモリの生命力の強さや繁殖活動の激しさにあやかろうと、黒焼きにして食べていたらしいが、今は見向きもされない。
最大の天敵がいなくなったので、たくさん見かけるようになったのかもしれない。

バケツに田んぼを再現して、イモリをしばらく飼ってみることにした。
オタマジャクシを餌にするのは何となく可哀相なので、ミミズや毛虫を与えてやろう。

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笹ゆり

2008年07月02日 | セカンドルーム

 

裏山の笹ゆりが次々と咲き始めた。
笹ゆりは同じ品種でも、育つ環境によって色も香りもずいぶん違う。

杉林のゆりは、陽射しが少ないので、透けるような白い肌に、ほんのりと紅をさして、香りも強い。

日当たりの良い斜面のゆりは、赤く頬を染めて、誇らしげに咲いている。
日陰の花は、妖艶な色香で酔わせ、日向の花は、絢爛に装って人を誘う。
今日も藪を分け入り、艶めかしい森の佳人を訪ねてきた。

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