古文の敬語を学ぶのはいいが、実は現代語の敬語も苦手な方への記事。
◆敬語の種類は「尊敬語・謙譲語・丁寧語」の3種類あります。
◆尊敬語は主に主語(動作主)に敬意を払います。
◆謙譲語は目的語(動作対象)に敬意を払います。へりくだるとも言います。
◆丁寧語は聞き手や読み手(読者)に敬意をはらいます。
◆原則として次の特徴があります。
尊敬語は自分に使えない。
謙譲語は相手に使えない。
×「私がおっしゃる」
〇「粗品ですが~」 ×「粗品ですね」
●次の傍線部の敬語の種類を答えよう。尊敬語にはアを、謙譲語にはイを、丁寧語にはウをつけましょう。
A 社長がバスにお乗りになる 【 】
B 先生にお読みいただく 【 】
C 先生にご挨拶する。 【 】
D 社長をお待ち申し上げる。 【 】
E 飛行機に乗られる。 【 】
F この人が生駒さんです。 【 】
G 小社・弊社 【 】
H 御社・貴社 【 】
【解答】
Aア(お~なる)
Bイ(お~いただく)
Cイ(お・ご~する
Dイ(お・ご~申し上げる)
Eア(れる・られる)
※ 敬語というとこの「れる・られる」の一点突破の生徒さんもいらっしゃるが改めよう
Fウ(です・ます・ございます)
Gイ(マイナス表現を付加)
Hア(プラス表現を付加)
● 次の動詞を尊敬語の動詞、謙譲語の動詞にしてみよう
する 【 】 【 】
いる 【 】 【 】
行く 【 】 【 】
来る 【 】 【 】
見る 【 】 【 】
言う 【 】 【 】
思う 【 】 【 】
あげる 【 】 【 】
食べる 【 】 【 】
【解答】
① する 【 なさる 】 【 いたす 】
② いる 【 いらっしゃる 】 【 おる 】
③ 行く 【 いらっしゃる 】 【 参る 】
④ 来る 【 いらっしゃる 】 【 参る・伺う 】
⑤ 見る 【 ご覧になる 】 【 拝見する 】
⑥ 言う 【 おっしゃる 】 【 申し上げる 】
⑦ 思う 【 お思いになる 】 【 存ずる 】
⑧ あげる 【 賜る・くださる 】 【 差し上げる 】
⑨ 食べる 【 召し上がる 】 【 いただく・頂戴する 】
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