kotoba日記                     小久保圭介

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冷たい熱帯魚

2012年06月18日 | 映画
半端じゃない、
グロテスクと、
リアリズム。
本能との戦いが、
人間の歴史の始まり。
制度をつくらなければいけない理由は、
この映画を観れば判る。

それにしても、
気持ち悪くて、
晩ご飯を食べられそうにない。
何故って、
食べることも生理だから。
この映画は、生理の映画であって、観念ではない。ああ、気持ち悪い。。。

この作品を好き嫌いでいえば、嫌いだけれど、「好き嫌いで言っていいのか」という強い自問が残る。


「冷たい熱帯魚」を観たのは、
5月31日の夜でした。
ずっと気になっていて、
何年も経ってから、
観たのです。

凄い映画があるもんだ、
と衝撃が強すぎて、
夕御飯は食べられませんでした。
この映画でも、
他の作品でも良い、
この監督の作った映画を、
また観てみたい、
という欲求が、
最近、あります。
それがどうしてなのかは、
判らないけれど、
やっぱり、
また観たいです。

詩人から始まった、
園子温監督。
うーん、
また観たい。

そういえば、
リクオの「パラダイス」という、
素晴らしい曲の中で、
「本能が成熟しない限り、
 感受性も豊かにならないし、
 当然、理性も開化しない」
と、
アダルトビデオ監督の、
代々木忠、
の言葉を、
歌って(しゃべって)いたのを、
思い出しました。
「開花」かもしれないけれど、
きっと、
「開化」で良し、
としましょう。

コメント (3)
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