kotoba日記                     小久保圭介

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擬態

2014年07月25日 | 生活
今日は最高気温、38度だったという。
電柱の陰にいて、
石垣を見ていた。

自然界の出来事は面白い。

まず、畑の奥から、
朝から夕まで、
休まず一匹の蜂
巣から飛んできて
側溝から湧く
水を取りにきて
畑の奥の巣に帰る
自分を時に威嚇して
そのうち威嚇しなくなって
蜂は最短距離で、
水辺に来ては
しばらく水を取り
ジェット機のように
飛んでゆく

水が湧くところから
東に向かって
緑色の苔が生えている

水を求めるのは蜂だけじゃない
来たのは白黒グレイのバッタ
ところが雀がバッタを狙って
襲来
バッタ
飛び
石垣に張り付く

見事な保護色!

雀、バッタの姿を見失い
空へ飛ぶ
バッタ、
食われてなるものか、
と炎天の中
じっと
石垣にへばりつく
20分も30分も
水がほしいだろうに
命はさらにほしい
生存してゆくのは大変

バッタ
しばらくして
やはり畑に飛んでゆき
事なきを得る

バッタは今日のように、
石の色をした種
植物の色をした種
みんな擬態している

僕も気配を消す術をおぼえたい
いや、
よく言われる
「あれ? 今日、いたっけ?」
「朝からいたよー」
「いたっけ?」
と笑う。
僕も笑う。
だから、
僕は気配を消す才能はある方だと思う。
できれば、
自然界の中にしっくりと
なじんでしまっていたら
最高だ