kotoba日記                     小久保圭介

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菜虫化蝶なむしちょうとなる

2018年03月16日 | 二十四節気 七十二候
啓蟄の末候

菜虫化蝶
なむしちょうとなる


字の如く
さなぎで越冬して
蝶となって空を飛ぶ

完全変態です

蝶や蛾はかみさまの化身だといわれていて
鳥もそうですけれど
飛ぶだけで
その場の波動が変わるそうです
凄いひとたちです

ふっと思ったのがガーデニングの殺虫剤
あれは葉が齧られ
よろしくない
という理由で
庭に巻く人たち
それを売る園潔ョ
あれは好きじゃない
だんごむしが害虫とされ
確かに食べるけど
いいじゃんと思う
それより
殺虫剤で
どれだけの生態系が毒でやられてしまうか
虫はもちろん
土の中の微生物
花を咲かせて
その中にも殺虫剤の毒が含まれているから
来た蝶や小鳥も毒を体内に入れ
それが死に絶え
それをまた食べる虫
循環する毒
彼らにとっては
もの凄いこと

人間は
福島の原発が爆発したことによって
土や水

空が汚染されたことを知らされる
それとまったく同じことが
きれいな花が咲く庭で
この春も撒かれる
スプレーされるのかと思うと
ガーデニングという言葉も
嫌いになりそう
みんながみんな
殺虫剤を使うわけではないだろうけれど
一度誤って園潔ョで殺虫剤を買おうとしたことがあった
それで園潔ョに買う直前に訊いた
「これって生態系に毒ですか」
「そうです」
やはりと思って
すぐに買うのをやめた

ともかく
蝶と蛾を大切に
せっかく越冬したんだから







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侏儒の言葉

2018年03月16日 | 生活
雨のちくもり

鳩二羽
雀二羽

鳩を飼いならす
アラーキー

帰り
コインとトランプのマジック
ヤスオさんは無表情で
ともかく楽しい

赤いマフラーが道に落ちていて
アラーキーが
なんだこれ
と言っていたら
落とし主が駆け寄ってきて
「すみませーん」
と歌うように言って
マフラーを持って
南へ駆けていった

公園とコンビニに通い
寒いので
暖をとる

昼休み
道に腰かけ
寒かったけれど
居眠りをした

芥川龍之介の著書
『侏儒の言葉』
の中で
『件pとは表現者と鑑賞する人の協力によって成立する』
という記述がある

ということを考えていて
ならば
草の作者は誰だろう
かみさまだ
ならば
空の作者は誰だろう
かみさまか
鑑賞する人は
「ああきれい」
と言った瞬間に
きれいな草
きれいな空
という件pが誕生することになる

当たり前のことだけれど
案外
表現者は無自覚かもしれない
芥川の言葉から連関するのは
ジャックデリダの言葉だ
「作者はいない。テクストだけがある」
表現した作品は何百年経っても
変わらない
変わるのは鑑賞する側だ

たとえば1人の人がいたとする
10年前と今と10年後に
同じ本を読んだとしても
まったく感想が違う

たとえば出会いだってそうだ
10年前はそれほどでもなくても
今 会うと輝きを放っている

お腹が痛い時と
そうでない時に
同じ絵を見たとする
まったく絵の印象は異なる

良いなあ
と思った時
件pが誕生する


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