kotoba日記                     小久保圭介

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夜を徘徊する

2022年07月09日 | 生活

         

 

昨夜は

15年ぶりに夜を徘徊

土曜日の夜

地下鉄の入口に向かう

男女の集団

きっと飲食してきた帰りだろう

若い女人が言った

「キャベツとニラと」

集団の中から男性の声

「岐阜までそんなにかかんなかったよ」

集団の中で三話くらいは

同時にみなさん

話しているだろうけれど

案外

他の話は聞こえないものです

何故って自分たちが話し聞くことに

集中してござるから

考えてみれば面白い

群の中で三話の話が

行進していくのだから

これって

小説に書けない世界

音楽ならできる

藤井貞和氏というわたしが尊敬する

現存する詩人の一人がいて

藤井氏は

ページの上下で

二話を同時に綴っている作品があるけれど

三話はむつかしい

二話だけでも凄いと思うのに

誰も思いつかない発想

文字でできるだろうか

きっと意味不明で終わる

前衛にさえならないかもしれない

ーーー

夜を徘徊して

地下に降り

シャッターの前に立ち

思考していたのは

奈良での暗殺

朝までずっと

それを考え

今朝

徘徊帰り

道に立ち

『焼き鳥食べたい男』と遭遇

紙を渡し

帰路

脳が異様に

冴えている

奈良の暗殺について

詩作

Facebookでまず発表

昼に寝る

夜に起き

また寝る

 

 

 

 


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