kotoba日記                     小久保圭介

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子供から大人まで楽しめる

2022年07月10日 | 読書

         

 

久しぶりに

高橋源一郎の本を読む

小説をあまり書かなくなり

大学の先生になったあたりから

偉い人になってきて

エッセイが多くなったあたりから

読まなくなった

ラジオやYouTube

時代に合わせて

ゲンちゃんは

変わってゆく

ーーー

エッセイ『「読む」って、どんなこと?』

読み方のレッスン本

を読む

小学生の教科書からイントロが始まり

最後は凄い

これは子供から大人まで

読んで楽しい

こういう本を良い本って

言うんだろうなあ

ーーー

「わたし」と「わたしたち」の違い

後者だと社会性が帯びる<危険性>に触れてある

確かに!

しかも判りやすい

論文みたいになっていなくて

判りやすく

授業をしている

実際

先生だし

言葉愛がそうさせている

ーーー

それだけじゃなくて

わたしは

どっかゲンちゃんと

相性が良いのだろうな

と直感した

エッセイをスルーしてきたから

まとめ読みしてみよう

ーーー

最後に加藤典洋氏の

病室での『最後の言葉』が記述されている

これは凄かった

「もう一人の自分を持つ」

これはどういうことかというと

常に自分ともう一人の自分を持つことで

自分を客観する目を持ちなさい

という意

ざっくりですけど

これこそ教養

良い本読んだ

加藤典洋氏の『敗戦後論』とか

読みましたけど

無理

何が書いてあるのか

さっぱりわからなかった

ところが

大事な友達の一人である

サイセイ氏は

加藤典洋氏を理解し耽読している

よって加藤典洋氏が死去したショックを

電話でメールで伝えてくれた

ーーー

ところで

わたしが

一年間だけ

東京在住の時

横浜まで

ゲンちゃんの講演を聞きにいった

あの時とは今は

まったく違う

今は学生に向かって

「小説って、何だと思う」

と問いかけ

311の時

学生が「何かしなくちゃと思うけど何をしたらいいかわからない」

と聞くと

「どうして何かしなくちゃいけないと思うの?」

と返す

何もしなくていいんだよ

と答える

この凄さ

ゲンちゃんって

小説家より

先生の方が合ってるかも

けれど

わたしは初期の前衛小説の

三部作を読んで以来

ずっと熱心なファンですけれど

ゲンちゃんのエッセイが

こんなに届きやすく書かれてあって

面白いとは

油断した。。。

 

 

 

 


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