kotoba日記                     小久保圭介

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物質

2012年09月05日 | 生活




トラックの運転手さんと、
原発の話や地震の話を、
していました。
しまいには、
物質論を展開した、
面白い人でした。
「物質っていうものに、興味があるんだよ」
と彼は言いました。
もう少し話したかったけれど、
互いに労働があるので、
短い時間だったけれど、
意見と意見が反応して、
第三の意見、
新しいものが生まれくるような、
快感がありました。

強い日差しの中を、
トンボが飛んでいました。

昨夜は11時間、
寝唐オてやったけん、
元気です。

ビルの屋上の数本の旗を見ると、
風は、
北東へ行っていることを、
知りました。



運河の痕跡

2012年09月04日 | 生活
あー、
人生、シンドイわー、
と思いましたけれど、
暑くて、
気持ちいいなあ、
とも思いました。
僕はもしかしたら、
夏が好きなのかも、
知れない、
と思い始めています。

以前、
川だった景を、
見ていました。
痕跡を一つ見つけると、
あれも、これも、
この道も、勾配も、
と、痕跡の点と点が川の絵を、
線で結んでゆきます。
川というよりも、
運河です。
昔、
ここには、
運河があって、
船が行き来し、
荷積みがあり、
野良犬がいたかもしれません。
人と野良犬は、
運河の町に、
共に住んでいたのかもしれません。
もう少し時を戻すと、
ここは海。
海だった町は、
何か不思議な雰囲気が、
あります。

運河、
銀河。

帰ったら、
葉書でも書いてみよう、
と思いました。
誰に、
というわけではないのだけれど、
葉書をもう随分、
書いていないと、
思ったからです。

街路樹、植え込みには、
七種類の植物、
さるすべり、
龍のひげ(薄紫)、
カロライナジャスミン、
あと四種類。

まだ蝉が鳴いています。
東の草原(くさはら)から、
海の方から。

78歳の人間と、
6歳の人間が、
東へ向かいました。


雨宿り

2012年09月02日 | 生活
午前中は、
聡怐A
読書です。
オムライスがとても、
食べたかったので、
作って食べました。

午後から、
図書館、スーパー、八百屋、ゲオと、
相変わらず、
バタバタする休日です。
雨が降ってきて、
図書館、
スーパー、
ゲオ、
と、雨宿りをしながら、
家に帰りました。
八百屋には、
ニンジンが売り切れで、
冷蔵庫に、
ストックしておいて、
本当に良かったです。

夕方、雨が上がったので、
ベランダで虹が出ないだろうか、
と、
しばらく空を見ていましたけれど、
虹はでませんでした。

夜は、
7時半に眠りました。

恋する原発

2012年09月01日 | 文学
夜遅く、
「それでも三月は、また」
という、
311の小説のアンソロジーを、
読み終えました。
僕は多和田葉子と村上龍が、
抜群に良かったけれど、
読み終えて、
高橋源一郎の「恋する原発」のことを、
思いました。
あれは、
去年出版された小説ですけれど、
地下鉄の中で読むには、
度胸がいるページばかりでした。
けれど、
今回、
アンソロジーを読んでいて、
「恋する原発」だけは、
異質だ、
と思いました。
これは、
小説は、何をどう書いても良いんだ、
という主張だと、
読み終えてから、
思いました。
たぶん、
当たっていると思います。
311以降、
高橋の言葉で言うなら、
「同調圧力」に、
気を付けよう、
という意味だったと思います。
それも、
緊急に発する必要性があったと、
思います。
そういう読み方で、
「恋する原発」は、
良いと僕は今でも思っています。
こういう時こそ、
自由なんだ、
という思考は、
ラジカルです。

関係ないけれど、
冒頭の谷川俊太郎の詩を、
誰もが、褒めたたえています。
変わらず、完成度が高いと、
思います。
谷川俊太郎の頭の中には、
詩作のソフトがあって、
そこに、「311」「悲しみ」「救い」という、
キーワードを入力して、
自動的、機械的に、
作詩しているんじゃないか、
と思うほどです。
ある意味では、
不思議な詩人です。
「谷川の詩は、金太郎飴だ。どこを切っても同じ」
と朋友の大岡信が、
言っていたのを、
僕はずっと、
忘れることができません。