南米ペルーの世界遺産「ナスカの地上絵」で知られる南部ナスカで新たな地上絵29点が見つかった。
現地メディアが12月26日までに報じた。
ネコ科動物や人をモチーフにしたもので、紀元前300年から紀元100年ごろに描かれたとみられる。
考古学者のベンデス氏と国立サンルイスゴンサガ大の学生20人のチームが無人機(ドローン)と特殊なソフトウエアの分析技術を使い、丘の斜面に発見。
ネコ科動物の絵は18点見つかり、最も大きいもので全長43メートル、幅42メートル。
ナスカ文化初期か、それより前のパラカス文化のものとみられる。
ベンデス氏は「今回発見された地上絵はナスカの地上絵の方角を向いている。この時代の人はネコ科動物を神格化していたようで非常に特別な意味があった」と指摘した。
ナスカでは2019~2020年にもネコ科動物などの地上絵が見つかっている。
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