羽田空港で日航機と海上保安庁機が衝突し、海保機の乗員5人が死亡した事故から1月2日で1年となった。
運輸安全委員会は2024年12月、調査の経過報告を公表。
事故の詳しい経緯が明らかになり、い海保機が管制官の指示を誤認して許可なく滑走路に入った人的ミスとの見方が強まった。
今後は、原因究明に向けた調査の進展のほか、警視庁の捜査も焦点となる。
事故は2024年1月2日午後5時47分ごろ、羽田空港のC滑走路で発生。元日に起きた能登半島地震に対応するため新潟航空基地へ向かう予定だった海保と、着陸した札幌発の日航機が衝突し、ともに炎上した。
海保機の轡貝5人が死亡し、機長が重傷を負った。
1年を迎えた1月2日、現場となったC滑走路が見える空港の展望デッキには、発生時刻に合わせて死亡した5人に黙とうをささげる人たちもいた。
原因を調べている安全委が公表した経過報告によると、海保の機長は「支援物資輸送のため離陸を優先され、滑走路進入を許可された」と認識していた。
ただ、管制官が許可した形跡はなく、思い込みに基づく人的ミスの可能性が高まっている。
「安全に関わる基本動作ができていなかった可能性を示唆された」と海保関係者は深刻に受け止め「再発防止策を着実に実施する」と強調した。
事故を巡っては、警視庁も業務上過失致死傷容疑を視野に捜査を進め
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