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習氏「1強」長期支配 理論面で絶大権威

2017年10月26日 | 外国

中国共産党は習総書記の思想を習氏の名前を冠した形で党規約に入れた。

イデオロギー政党の共産党は理論や思想を重視しており、自身の名前が付いていない江沢民元総書記や胡錦濤前総書記を超える権威の確立を意味する。

習氏は、理論面で得た絶大な権威を背景に「1強体制」をより強固にし、長期支配を狙う。

共産党は規約に盛り込まれた「習近平の新時代の中国の特色ある社会主義思想」を「毛沢東思想、郵小平理論に次ぐ3回目の歴史的飛躍」と強調、毛や故郷氏に並ぶ習氏の権威を強調している。

中国では発展段階を大きく「立ち上がり、豊かになり、強くなる」の三つに区分。

それぞれの段階を導く代表的な指導者が毛、故郵氏、習氏との位置付けだ。

習思想はこれからの「強国」時代を導く理論だとしている。

習思想を構成する14項目の基本方策のうち第一に掲げているのが「一切の活動に対する党の指導」。

政治、軍事、経済、学術界全てに党の指導を要求。

今後、社会の統制が一段と厳しくなるのは間違いない。

習氏は党大会で2050年までの長期の発展ビジョンを示した。

党の理論研究者は「今後、誰が(習氏の)後継者になっても長期間にわたり、習思想に縛られることになる」と説明。

習氏の影響力が長期に及ぶことが確実になった。


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