制限速度を超えるスピードが出るようになる電動アシスト自転車の改造部品をフリーマーケットサイトに出品したなどとして、大阪府警は10月17日までに、商標法違反容疑で兵庫県伊丹市の男ら3人を逮捕、仙台市青葉区の60代男性ら2人を書類送検した。
最高時速が24人とされているが、中には時速50キロで走る改造自転車もあった。
大阪府では電動アシスト自転車が絡む事故が2019年から5年で約5倍に増えており、府警は改造自転車が一因とみている。
5人はそれぞれ個人で販売していたが、府警は悪質性が高いと判断、立件した。
電動自転車の改造部品を巡る摘発は全国初。
府警によると、改造部品は、車輪の中央に取り付けてアシスト機能を制御するセンサー。
正規品は、時速24キロを超えるとアシスト機能が停止するが、改造部品は実際よりも低い速度と認識するため、制限速度を超えるスピードが出せたという。
ほかにも大手メーカーの自転車の一部を自作の部品と交換した改造自転車もフリマサイトに出品。
部品は3Dプリンターなどで作っていたという。
5人はセンサーや改造自転車など計約4500個を販売していた。
電動アシスト自転車は時速24♂を超えると「原動機付き自転車」とされ、運転には免許が必要となり、ヘルメット着用などが義務付けられる。
府警は8月に3人を逮捕し、10月17日に2人を書類送検した。
5人の逮捕、書類送検容疑は1~4月、改造した電動自転車や改造部品をフリマサイトなどに大手メーカーのロゴを付けて出品し、商標権を侵害した疑い。
開発者の魂を踏みにじる行為は絶対許されない。
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