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「30万人殺害」日本非難 習主席国主催で初の南京式典

2014年12月15日 | 外国

中国が旧日本軍による南京大虐殺犠牲者の国家追悼日と定めた12月13日、江蘇省南京市にある「南京大虐殺記念館」で大規模な追悼式典が行われた。

最高指導者として初めて式典に出席した習近平国家主席が演説し「30万人の同胞が殺害され、無数の女性がむごい被害に遭った」と強く日本をけん制した。

これまで地元政府が主催してきた追悼式典は今回、国家レベルに格上げされた。

日中関係改善に向け、習主席と安倍首相による首脳会談が11月に北京で実現したが、習指導部は歴史問題では一切妥協しない姿勢をあらためて鮮明にした。

習主席は演説で「南京大虐殺の証拠は山のごとく動かせず、改ざんは許されない。 大虐殺の事実を否定することを13億の中国人民は受け入れない」と強調した。

旧日本軍の対中侵略戦争で3500万人の死傷者が出たとし「侵略戦争を美化しようとする全ての言論に強く反対しなければならない」と指摘。

一方で追悼式典は「恨みを継続するためではない」とし「中日両国一人民は友好を保ち、歴史をかがみとして未来に向かうべきだ」と語った。

旧日本軍が1937年12月13日に南京を占領してから77年に当たるこの日の式典には、虐殺を逃れた生存者ら約1万人が出席し、防空サイレンが鳴る中、全員が1分間黙とう。

国営中央テレビは式典の模様を生中継した。

習主席は式典で銅製の巨大な鼎のモニュメントを除幕し、「追悼ムード」を演出した。

記念館前に来た専門学校生は「安倍政権は侵略の歴史を認めていない。 歴史を直視して初めて日中関係を改善できる」と安倍政権を批判した。

また一つ反日式典を増やし、「30万人」という嘘の話を作り上げ、中国国民の洗脳を進める。


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