新型コロナウイルス感染拡大の影響でシフトが減り、新しい仕事を探しているパートやアルバイトの女性の2割超が、半年以上転職活動をしていることが11月21日、野村総合研究所の調査で分かった。
約4人に1人に相当し、希望に沿う求人が少なく、応募しても不採用になるなど、厳しい状況が浮き彫りになうた。
今年8月、パートやアルバイトで働く20~59歳の女性のうち、コロナの影響でシフトが減り転職の意向がある人を対象に調査。
全国の2060人から回答を得た。
このうち実際に仕事を探している女性は31・2%。
転職活動期間が「6ヵ月くらいまたはそれ以上」が23・4%、「4~5ヵ月くらい」が10・1%、「2~3ヵ月くらい」が23・1%だった。
仕事探しの苦労を複数回答で尋ねると「希望する条件に合う求人が見つからない」が70・2%で最多。
「新しい仕事を探す意欲を維持するのが難しい」が35・5%、「応募しても採用されない」が26・6%と続いた。
転職希望はあるものの仕事を探していない女性にその理由を尋ねると、求人の少なさや、収入のない期間が生じると困るなどの回答が上位を占めた。
野村総研は「雇用移動の円滑化には、資格取得や職業訓練と合わせて、それに対する経済的支援の強化が有効だ」と指摘している。
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