身欠きニシンと大豆の煮物です。近くのショッピングセンター「つかしん」の食品コーナーに身欠き
ニシンのパックが並んでいました。うろこのないきれいなニシンは見ただけでほしくなりました。
出汁ガラ昆布とニシンで「ニシン昆布」を炊いてみたい思いがあり、とりあえず1箱をゲットします。
身欠きニシンは、どういうわけか昔から木箱入りです。持ち帰って木箱の裏を見ると原産はロシア
・値段は498円・とあります。その日はとりあえず冷蔵庫へ保管しました。
箱入りニシンを取り出すと、中身は1枚30gほどの片身が6枚でした。うろこ1枚ないきれいなニシン
ですが、1枚83円ほど・・他の塩干魚と比べると高い値段です。ニシンが北日本の海から獲れなく
なって久しい・・かつては、漁獲したニシンを肥料用のニシン粕、身欠きニシン、干し数の子などに
加工され、一部は生食用として販売されました。漁獲量が減るにつれ身欠きニシンやソフトニシン
など、ニシンのすべてが高価な食材になりました。
日本のニシン漁の盛期はどうやら大正時代までのようです。それまでは、沖合にニシンの大群が
来ると、産卵期にはオスの精液で海面が白くなったといいます。記録では昭和32年(’57年)には
北海道沿岸のニシン漁も幕を下ろしました。今ではニシン漁よもう一度・・の願いをこめて、ニシン
の卵を孵化し、放流していると言います(ニシン漁の歴史より)。
身欠きニシンは、生のニシンを開いて内臓と魚卵=カズノコ・白子などを取りだしたあと、頭と中骨
をとって寒風にさらした干魚です。米のとぎ汁に2~3日浸けこんでから調理します。うろこや血の
かたまりなどがくっついていて、取り除きにテマがかかりますが、この日のニシンはきれいでした。
身欠きニシンを上手に取り入れたのは京都です。ニシンの甘露煮、ニシンそば、ニシン豆などが
一例です。レシピは、その「ニシン豆」を手造りしたもの・・老舗の味には及びませんが、自作した
ものと思えばそれなりにおいしい。買い求めた身欠きニシン2枚ずつで、ニシン豆と五目豆、ニシン
昆布を作りました。ニシンが好きな方にお奨めしたい当座煮の二品です。
ご飯のおかずに、お酒の肴にしてもおいしい煮豆です。身欠きニシンを水で戻して刻んだのと
水煮大豆と一緒に煮る・・一種の佃煮です。少人数ならレシピの量で十分ですが、多めに作り
置きしても日持ちします。身欠きニシンは奮発して、上等なものを用意してください。
材 料
大豆水煮 1パック 170g
身欠きニシン 2枚 60g ・・水に1時間ほど浸しておく
調味料
さとう 大さじ 3 30g
淡口 大さじ 2 20cc
鰹まる 大さじ 1 10cc
みりん 大さじ 1 10cc
日本酒 大さじ 2 20cc
水 1カップ 180cc
作り方
水に戻した身欠きニシンをきれいに掃除して、肩口から
薄くそぎ切りする。
調味料を水と一緒に火にかけて煮る。
そぎ切りしたニシンを、鍋に入れて煮る。
・・調味料の煮始めから一緒に煮てもよい・・
ニシンに火が通ったら水煮大豆を加える。
中火より弱い火で煮込み、煮汁が少なく
なったら出来あがり。
ニシンのパックが並んでいました。うろこのないきれいなニシンは見ただけでほしくなりました。
出汁ガラ昆布とニシンで「ニシン昆布」を炊いてみたい思いがあり、とりあえず1箱をゲットします。
身欠きニシンは、どういうわけか昔から木箱入りです。持ち帰って木箱の裏を見ると原産はロシア
・値段は498円・とあります。その日はとりあえず冷蔵庫へ保管しました。
箱入りニシンを取り出すと、中身は1枚30gほどの片身が6枚でした。うろこ1枚ないきれいなニシン
ですが、1枚83円ほど・・他の塩干魚と比べると高い値段です。ニシンが北日本の海から獲れなく
なって久しい・・かつては、漁獲したニシンを肥料用のニシン粕、身欠きニシン、干し数の子などに
加工され、一部は生食用として販売されました。漁獲量が減るにつれ身欠きニシンやソフトニシン
など、ニシンのすべてが高価な食材になりました。
日本のニシン漁の盛期はどうやら大正時代までのようです。それまでは、沖合にニシンの大群が
来ると、産卵期にはオスの精液で海面が白くなったといいます。記録では昭和32年(’57年)には
北海道沿岸のニシン漁も幕を下ろしました。今ではニシン漁よもう一度・・の願いをこめて、ニシン
の卵を孵化し、放流していると言います(ニシン漁の歴史より)。
身欠きニシンは、生のニシンを開いて内臓と魚卵=カズノコ・白子などを取りだしたあと、頭と中骨
をとって寒風にさらした干魚です。米のとぎ汁に2~3日浸けこんでから調理します。うろこや血の
かたまりなどがくっついていて、取り除きにテマがかかりますが、この日のニシンはきれいでした。
身欠きニシンを上手に取り入れたのは京都です。ニシンの甘露煮、ニシンそば、ニシン豆などが
一例です。レシピは、その「ニシン豆」を手造りしたもの・・老舗の味には及びませんが、自作した
ものと思えばそれなりにおいしい。買い求めた身欠きニシン2枚ずつで、ニシン豆と五目豆、ニシン
昆布を作りました。ニシンが好きな方にお奨めしたい当座煮の二品です。
ご飯のおかずに、お酒の肴にしてもおいしい煮豆です。身欠きニシンを水で戻して刻んだのと
水煮大豆と一緒に煮る・・一種の佃煮です。少人数ならレシピの量で十分ですが、多めに作り
置きしても日持ちします。身欠きニシンは奮発して、上等なものを用意してください。
材 料
大豆水煮 1パック 170g
身欠きニシン 2枚 60g ・・水に1時間ほど浸しておく
調味料
さとう 大さじ 3 30g
淡口 大さじ 2 20cc
鰹まる 大さじ 1 10cc
みりん 大さじ 1 10cc
日本酒 大さじ 2 20cc
水 1カップ 180cc
作り方
水に戻した身欠きニシンをきれいに掃除して、肩口から
薄くそぎ切りする。
調味料を水と一緒に火にかけて煮る。
そぎ切りしたニシンを、鍋に入れて煮る。
・・調味料の煮始めから一緒に煮てもよい・・
ニシンに火が通ったら水煮大豆を加える。
中火より弱い火で煮込み、煮汁が少なく
なったら出来あがり。