居酒屋さすらい 1438 - 何故、ボクらがここに？ - 「HUB 上野店」（台東区上野）

会社の新人N藤君と飲みに行くことにした。前回は池袋の「坐唯庵」で大枚をはたいてしまったから、今回は質素にと思い、あれこれ物色し、至った結論は「HUB」。大衆居酒屋は平成生まれのW大卒には刺激が強いんじゃないかと勝手に慮り、出した結論が「hub」。後から考えて、いくらなんでもそりやないだろうと思ったが、後の祭り。「HUB」に行くのなら、その近くにある「キリンシティ」にすればよかった。

まぁともあれ、まずは、「HUB」で、ビールを飲んでからゆっくり考えるとするか。

まずは、お互い「バスペールエール」をパイントで。

あぁ、この水っぽさがいいな。つまみは、もちろん「フィッシュ&チップス」で。

18時過ぎの「HUB」は客が少ない。そうだろう。どっちかといえば、2軒目の店だから。むしろ、男同士、おっさんと若いサラリーマンが、こんな時間から2人でビールを飲んでいる方が気持ち悪いかも。

2杯目は「ギネス」。

もちろん樽生。N藤君は、「バスペール」を少しずつ飲んでいる。多分、これが理想的な酒のペースなのだと思う。

おっとりとしたお坊っちゃんタイプの彼は、実は何を考えているのか、読めないところがある。単に話を合わせてくれているのが、それとも本当にそう思っているのか、分からないのだ。酒は嗜むという程度の彼に、ヘヴィな店は気の毒だと思っていた。けれど、この後、事態は意外な報告に展開していったのである。