風が強くて冷たい一日でしたね
今夜はふたご座流星群が見られるかしら
ちょっと前のレッスンで、ある生徒さんが取り組んでいる曲の譜読みがなかなか進まないと。
「音符が読むのがめんどくさい。特にヘ音記号は一つ一つ調べるのが大変だし、すぐ忘れちゃう。
先生、ドとかレとか全部書いて~」と言われました。
その曲は決して初級者用ではなく、メロディは誰でも聴いたことがある、結構有名な曲なのです。
そのレッスンでは、一緒に音を調べて、ゆっくりと8小節を左右別々に練習しました。
かなり難航していたので、今週は片手ずつでいいから、このフレーズをよく練習してきてねと
宿題にして、その日は終えました。
次のレッスンの際にその楽譜を見てびっくり
見開き2ページ、61小節、16分音符も32分音符も多用されている曲ですが、すべての音符に
ふりがながふってありました
以前の私だったら、絶対ありえない 消そうと言ったと思います。
音符にふりがなをふったりしたら音符の意味がない、いつまで経っても音符が読めないし、
新しい曲の譜読みもできないままになってしまう。
高低の区別もできない。
絶対にゆっくりでも、音符を読みながら練習すべきだ、そう考えていました。
例えば加線がいっぱいの音とか、単発的につけるのは仕方ないにしても、何度も出てきている
フレーズにまで…と。
が、最近、ふりがなもありかな、と思うようになりました
ふりがなをつけるために、一つ一つ音符を読むわけですし、臨時記号のたくさんついた和音なんて
大変ですよ
それを細か~~~く、びっしりともれなく書き入れてある様は、芸術的ですらありました
相当時間も労力もかかったと思います。
そしてよく練習してありました
せっかく苦労して書いたんだから、練習しないともったいないと
それに、すべてのふりがなを見ながら弾いているわけではないこともわかりました。
何か、スイッチ入ったし、
うーん、これはこれで、ありかも…と感じた出来事でした
小谷久美子ピアノ音楽教室
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