雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

素直に星を消してみました。(StarNet++)

2019年10月06日 | 画像処理のはなし
もう機材をみんな断捨離したくなるほど 星空とご無沙汰です。
10月前半の新月期もだめだったので、後半にもある新月期に期待したいところですが ・・
昼間晴れても夜になると雲が出る、これも地球温暖化のせいでしょうか?

過去の撮影画像を再処理してみる気力も無いので、
最近 天体写真ブログで話題となっている
星だけを消してくれるという StarNet++ を試してみました。

素直に考えて 天体写真画像から星を消すことができれば 
天の川銀河の外の宇宙空間から見た 他の銀河の姿を見ることができます。

前回記事 で掲載した アンドロメダ大銀河 から星を消してみました。 ↓
StarNet++で処理した後 25%縮小以外に手を加えていない画像です )

これまでにもカブリ補正用のマスクを作成する際に
我流で星を消そうとしたことがあったのですが、
なかなかうまくいきませんでした。
それに比べれば このソフト
『星と思われるものを周辺の画素で埋めて目立たなくする』
仕事をうまくこなしています。

ただ他の方が検証記事にも書かれているように
明るい星などに残骸が残る場合がある
上の画像では伴銀河M32に モザイク模様が発生
処理が重い(処理時間・CPU能力・メモリ)
このため上の画像は9分割して処理後にモザイク結合
コマンドプロンプトでの実行は使いづらい
なども使ってみてわかりました。

そんな訳で リアルに「宇宙空間から見た銀河の姿」の再現には無理があるのですが
これまで撮った銀河の画像(トリミング)から星を消してみました。

( 左 がトリミングした元画像 右 がStarNet++ 処理後 )
M33 (さんかく座)

M81 & M82 (おおぐま座)

IC342 (きりん座)

M51 (りょうけん座)

M101 (おおぐま座)

M63 (りょうけん座)

NGC253 (ちょうこくしつ座)

* StarNet++ の STRIDE は32 で処理

今回は素直に星を消した画像を掲載したのですが、
元画像から星が消えた画像を減算することにより
星だけの画像を得ることができます。
色鮮やかな星雲の画像なら、星雲と星の画像を別々に処理してから
「比較明」で合成するという事も可能になります。

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ブログ更新が2週間も滞ってしまいましたので
寝込んでいるわけではない事をお知らせするための記事掲載でした。

先月末 家の庭の彼岸花です

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コメント (2)
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