雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

<銀河系外-20 NGC1300 銀河 >自宅で撮った『大宇宙SCALE』

2023年08月11日 | 自宅で撮った『大宇宙SCALE』
月も下弦を過ぎた昨夜(8/10)は久しぶりの雲が薄目予報。
裏出口付近に機材を終結させたのですが、予報では南風が翌朝まで強くて断念。
この夜はフェーン現象で30℃近い熱帯夜となりました。

そんな訳で、今回もシリーズ 自宅で撮った『大宇宙SCALE』 で しのぐのですが、
成文堂新光社が発行している『大宇宙SCALE』では系外銀河が対象全体の半分以上を占めています。
更に5000万光年を越えた対象だけで約40ページも割いており、
まさに観測できる宇宙の果てまでの画像を掲載しています。
距離が1億光年を越えるようになると撮影の主役はハッブル宇宙望遠鏡になります。
対象も銀河の群れクエーサー、さらには銀河団重力レンズでゆがんだ背景銀河の姿も掲載されています。

わたしのようなアマチュアが自宅の裏庭で撮れるのは 存在だけなら数億年光年先の銀河まで可能ですが、
小さくぼんやりした光の固まりでしかないため 撮影する機会はとても少なく、
今回掲載の銀河を含めて 残り5対象をもってこのシリーズを完了としたいと思います。


Ⅲ-20 NGC1300 銀河 6900万 光年 
種別 棒渦巻銀河 明るさ11.4等級 見かけの大きさ 6.2 × 4.1分角 星座 エリダヌス座
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(注)距離 については成文堂新光社 発行『大宇宙SCALE』より

( ことわりがない場合は上が北側になります )
撮影DATA : 2013/ 1/ 3 Vixen R200SS+エクステンダー(合成fl=1500㎜ F7.5)
露出 10分 × 10枚 ISO 1600 LPS-D2 Cooled60D (冷却オフ)
タカハシ EM-200 USD マイクロガイドスコープ 60 orion SSAG PHDガイディング
棒渦巻銀河というタイプの銀河で、とても印象的な形をしています

この銀河は小さくて暗い上に、オリオン座より高度が低い南天のエリダヌス座にあります。
冬場に晴れない雪国では撮れる機会は少なく、2014年1月に撮ったのが最後です。
たまたま上の画像撮影中の最初の一枚に飛行機が通過していきました。 ↓
赤と緑の光跡は両翼の航空識別灯と思われます (見事にドンピシャ!)

このNGC1300銀河の直径は私たちの天の川銀河より少し大きめですが、
遠方にあるため見かけの大きさはずっと小さくなってしまいます。
同じ機材で撮影したNGC253と合成比較してみました。
ちょうこくしつ座にあるNGC253は銀河系外-05に登場した 距離1070万光年の棒渦巻銀河です


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夏休みで東京からの孫たちも到着。
連日40℃近い猛暑が続いていますが、
孫たち3人で更に5度くらいはアップしてる感じです。


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コメント (2)
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