スーパーに牛乳を買いに行ってビックリ。
1,000mlの紙容器入り牛乳が安い時は178円だったのが、いまでは軒並み198円に値上がりしていた。
大体夏場は牛乳が品薄で安売りがなくなるが、今年は特別のようだ。
原因は猛暑で乳牛の乳の出が悪くなるのが一つ。
これだけなら例年のことだから、仮に九州が猛暑でも、山口から牛乳を手配したで、いままでならなんとかしてきたが、今年はちょっと事情が異なるようだ。
もう一つの原因は地球温暖化だ。
地球温暖化ときいて、暑くて牛も乳が出なくなっているのかと思ったら大間違い。
そんな単純な構造ではないのだ。
地球温暖化防止のために石油等の化石燃料の代わりにバイオ燃料がにわかに注目されている。
このバイオ燃料の中心に位置しているのがトウモロコシである。
トウモロコシが急に注目された農家は食料より燃料用に回す。
食用だと検査もうるさいが、燃料用だと例えば残留農薬の基準も食用よりは緩くなる。しかも大量に買ってくれる。
つまり作り手にとっては食用よりはバイオ燃料用に回した方がはるかに儲かる。
やはり、ここでも理念より目先の利益が優先する。
そこに投機的な思惑も絡み、トウモロコシが異常に値上がりしている。
この値上げが直撃したのが酪農家だ。
トウモロコシが主原料の配合飼料が値上がりし、牛乳を売っても餌代の方が高いという逆転現象が起こっている。
乳牛を飼えば飼うほど酪農家の借金がかさむのだ。
そのため廃業する酪農家が急増している。
つまり、夏場の牛乳不足に酪農家の廃業が重なり、牛乳の総出荷量が激減した結果、小売価格が値上がりしているのだ。
では、廃業した酪農家はどういう人達かというと、いままで結構頑張ってきた中堅酪農家である。
いわば日本の酪農を支えていた中核の人達がいまこぞって廃業しているのだ。
彼らが廃業する理由はいまのうちならまだ借金がないか、少ないうちに辞めたいから。
逆に残っている酪農家は借金がかさんで辞めるに辞められない人達。
でも、この人達もさらに借金がかさめば破産せざるを得なくなる。
いずれにしろ酪農家が1、2年うちに激減するのは間違いない。
牛乳を飲まなくても死にはしないから飲まない。
そういう単純な人もいるだろう。
しかし。ことはそう単純ではない。
牛乳不足からくるカルシウム摂取不足は人のイライラを増幅させる。
その結果、訳の分からない喧嘩、殺人が今以上に増える。
地球温暖化防止は急務である。
しかし、バイオ燃料=トウモロコシではない。
環境問題がややこしいのは1方面からのみ論じられないことだ。
いまこそトータルでものを考える能力が皆に要求されている。
諦めずに知恵を出し合っていきたい。
深夜のネオンサインは本当に必要なのか。
お店に入れば相変わらず冷房は寒いほどガンガン効いている。
コンピューターはますます電力を喰っているのに、無人の机で今日もパソコンが付けっぱなしになっていないか。
一人一人が総合的にものを考え、できるところからいますぐ始めようではないか、明日のために。
1,000mlの紙容器入り牛乳が安い時は178円だったのが、いまでは軒並み198円に値上がりしていた。
大体夏場は牛乳が品薄で安売りがなくなるが、今年は特別のようだ。
原因は猛暑で乳牛の乳の出が悪くなるのが一つ。
これだけなら例年のことだから、仮に九州が猛暑でも、山口から牛乳を手配したで、いままでならなんとかしてきたが、今年はちょっと事情が異なるようだ。
もう一つの原因は地球温暖化だ。
地球温暖化ときいて、暑くて牛も乳が出なくなっているのかと思ったら大間違い。
そんな単純な構造ではないのだ。
地球温暖化防止のために石油等の化石燃料の代わりにバイオ燃料がにわかに注目されている。
このバイオ燃料の中心に位置しているのがトウモロコシである。
トウモロコシが急に注目された農家は食料より燃料用に回す。
食用だと検査もうるさいが、燃料用だと例えば残留農薬の基準も食用よりは緩くなる。しかも大量に買ってくれる。
つまり作り手にとっては食用よりはバイオ燃料用に回した方がはるかに儲かる。
やはり、ここでも理念より目先の利益が優先する。
そこに投機的な思惑も絡み、トウモロコシが異常に値上がりしている。
この値上げが直撃したのが酪農家だ。
トウモロコシが主原料の配合飼料が値上がりし、牛乳を売っても餌代の方が高いという逆転現象が起こっている。
乳牛を飼えば飼うほど酪農家の借金がかさむのだ。
そのため廃業する酪農家が急増している。
つまり、夏場の牛乳不足に酪農家の廃業が重なり、牛乳の総出荷量が激減した結果、小売価格が値上がりしているのだ。
では、廃業した酪農家はどういう人達かというと、いままで結構頑張ってきた中堅酪農家である。
いわば日本の酪農を支えていた中核の人達がいまこぞって廃業しているのだ。
彼らが廃業する理由はいまのうちならまだ借金がないか、少ないうちに辞めたいから。
逆に残っている酪農家は借金がかさんで辞めるに辞められない人達。
でも、この人達もさらに借金がかさめば破産せざるを得なくなる。
いずれにしろ酪農家が1、2年うちに激減するのは間違いない。
牛乳を飲まなくても死にはしないから飲まない。
そういう単純な人もいるだろう。
しかし。ことはそう単純ではない。
牛乳不足からくるカルシウム摂取不足は人のイライラを増幅させる。
その結果、訳の分からない喧嘩、殺人が今以上に増える。
地球温暖化防止は急務である。
しかし、バイオ燃料=トウモロコシではない。
環境問題がややこしいのは1方面からのみ論じられないことだ。
いまこそトータルでものを考える能力が皆に要求されている。
諦めずに知恵を出し合っていきたい。
深夜のネオンサインは本当に必要なのか。
お店に入れば相変わらず冷房は寒いほどガンガン効いている。
コンピューターはますます電力を喰っているのに、無人の机で今日もパソコンが付けっぱなしになっていないか。
一人一人が総合的にものを考え、できるところからいますぐ始めようではないか、明日のために。
甘夏と白桃ゼリー |