栗野的視点(Kurino's viewpoint)

中小企業の活性化をテーマに講演・取材・執筆を続けている栗野 良の経営・流通・社会・ベンチャー評論。

美作市作東地区の被害

2009-08-10 15:52:53 | 視点
 最近の豪雨は想像、予想を上回る。

まるで西から順に被害を広げていっているような感さえある。

自然が人間社会に復讐しているのではとさえ思ってしまう。

昨夜、岡山県美作市田原地区で土砂崩れが起き、1人が死亡、2人が行方不明になっている。

隣町の兵庫県佐用町では町内を流れる千種川と佐用川があふれ、町役場を始め町内広範囲が浸水被害を受け、死者も出ている。

 美作市も床上浸水被害を受けたが、同市が床上浸水したのは50年ぶりぐらいで、林野地区には避難勧告も出たようだ。

 昼頃には避難勧告も解除されたようだが、私の実家がある作東地区も床上浸水で、道路が寸断されている中、あちこちの迂回路を通りながら神戸からなんとか帰った弟の報告によると、浸水は床上50センチ。

想像以上の被害だ。

 中国自動車道は津山インター~山崎インターが不通になっているし、JR姫新線も運行ストップしているが、中国自動車道上り線の場合、津山インターで降りても美作市まではなんとか走れるようなので、お盆の帰省を早め明朝帰省することにした。

 床下ならまだしも床上浸水になると後片付けが大変だ。

1階の畳は全滅だし、冷蔵庫の中にも濁流が入っているので食料もない。

タンスも下の方の段は全滅だから、着替えもない。

電話機も水没で使えなくなっているようで、こちらからかけても呼び出し音はするが、向こうではベルが鳴らないらしい。

だからいくら電話をかけても応答なしで、今朝はとても心配したが、弟が帰省してからは携帯でやり取りできるようになり助かっている。

さすがに弟も疲れたようで、「とても1人では片付けられない!」と電話口でこぼしていた。

しばし待て。
救援物資を積んで、明日行くからと、弟に告げる。