栗野的視点(Kurino's viewpoint)

中小企業の活性化をテーマに講演・取材・執筆を続けている栗野 良の経営・流通・社会・ベンチャー評論。

岡山県美作市、ボランティアの数が圧倒的に不足と現場の声

2009-08-14 15:27:24 | 視点
 9日の夜、岡山県美作(みまさか)市、兵庫県佐用町一帯を襲った集中豪雨で、両地区に大きな被害が出ている。

マスコミには佐用町の被害が大きく取り上げられているようだが、美作市も被害状況は似たようなもので、私の実家を含め多くの家が床上浸水の被害を受けた。

 地方の町はどこも似たようなものだが、美作市も過疎、高齢化が進んでいるから、自然災害が起こると復旧に時間がかかるのが問題。

被災直後は男手が必要だが、どこも若者が少なく、対応しようにもできないのが実状。

おまけに被災直後は道路が寸断され、美作、佐用町は孤立状態になり、外から入れない(実際にはなんとか入る道はあったのだが)状況だったので、よけいに救援活動が遅れたようだ。

私の実家も床上50㎝の水害を受け、電話機をはじめ電気製品が水を被って皆ダメになった。

そのため実家にいくら電話をしても通じず、避難しているのか、無事なのかさえ分からず困ったものだ。

携帯電話を持っていればいいが、年寄りは携帯も持たず、操作もできずで、そういう家族は結構多いのではないだろうか。

 今回の水害では美作市の対応の遅れも一部では指摘されているようで、「美作水害ボランティアセンター本部」が美作市社会福祉協議会がある場所に設置されたのが、本日14日である。(この場所は実家の隣なのだが)

 早速、ボランティアの人達が救援活動を開始してくれたが、ボランティアセンター本部の話によれば、まだボランティアの数が圧倒的に不足しているとのこと。

志のある人達にできるだけ協力して欲しいと言っていた。

現在参加しているボランティアの方達は大半が岡山県内在住の人だが、それでも児島市からボランティアに来てくれた人もいるとのこと。

 ボランティア活動も力仕事だけでなく、お年寄りの話し相手になったり、泥水を被った食器類その他を洗ってもらうなど様々な支援活動がありそうだ。

 ボランティア支援活動にご協力いただける方は下記に連絡を。

「美作水害ボランティアセンター本部」
 Tel 090-8000-6106
    090-8001-0324
    090-8001-1068(番号はどれでも構わない)