栗野的視点(Kurino's viewpoint)

中小企業の活性化をテーマに講演・取材・執筆を続けている栗野 良の経営・流通・社会・ベンチャー評論。

被災地からのレポート(2)--コミュニティーの復活

2009-08-25 21:49:53 | 視点
 9日の夜、母は「テレビでバレーを一生懸命観ていた」ようだ。
「その時は雨もそんなに降ってなかったから、まさか水がそんなに溢れているなんて思いもしなかった。雨でも激しく降っていれば注意して外を見るけど」
 その後、水嵩は急速に増し、400m程離れている木材会社の材木がうちの庭にも流れてきたというから、もうそこら辺り一面川になっていたのだろう。

 母はなすすべもなく寝室のベッドの上で一夜を過ごしたようだが、まんじりともせず朝まで過ごしたのか、それとも開き直って寝たのか・・・。

 翌朝、地域の消防団の人達が来て、取り敢えず居間の畳を上げてくれたみたいだが、昨夜からその辺りまでのことが母の記憶にはほとんどない。


 床上40センチというのは、落ち着いてから測ってみて驚いたが地面からだと90センチの高さだった。
 ガソリン給油所の店主が「道路の向かい側に渡るのが怖くて渡れなかった」と話していたが、女子供年寄りでなくても流される危険がある。

 ここ数年の豪雨水害の特徴は突如水嵩が増していることだ。
美作市、兵庫県佐用町の場合でも、皆の話を総合するとほぼ10分前後で急激に水嵩が増したようだ。

 近年、日本ではコミュニティーが急速に崩壊している。その原因は様々だが、そのことは別の機会に触れるとして、コミュニティーの崩壊が現代日本が抱える様々な問題の一因になっている。

 例えばかつて犯罪の多くは自分が所属するコミュニティー以外の場所で行われていた。

ところが、近年の犯罪は圧倒的に勝手知ったる身近な場所で行われている。

それは


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  ★美作(みまさか)市・佐用町の水害被災写真は下記ブログに載せています。
    「栗野的風景」 http://blog.livedoor.jp/kurino30/