
前々回のブログ「剪定後の柏葉アジサイ」に剪定という漢字についてコメントを頂き、「剪」という字に興味が湧いて調べてみました。
「剪」は切りそろえるという意味ですが、もともとは「前」がその意味を持っていました。
「前」の成り立ちの漢字は、見出しの書に書いてみましたが、上部が「止」で下部は「舟」と立刀(りっとう)でした。
もとは、「止」(あし)と「舟」を組み合わせた文字に、「進む」から転じた「まえ」の意味がありましたが、後世、「前」を「まえ」の意に用いるようになり、「切りそろえる」の意には、更に「刀」を加えて、「剪」の字を作ったそうです。
このように、漢字が複数の意味を持つ場合や字の意味を明確にしたい場合、別の要素を加えて新たな漢字が作られました。
そして、もとの漢字は新たな漢字の「原字」と言うそうです。

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