今日も雲一つない
空で明けました。
朝は、かなり冷えましたが、
日中は、穏やかな
桜日和になりました。
今日辺り、桜の名所は、
どこも花見客で一杯
なのではないでしょうか。
桜と言えば、日本人の精神文化
そのものなのでしょうね。
遥か、千年以上も昔からこの花に、
ずっと寄り添って来たのだそうですから・・。
「世の中に たえて桜の なかりせば
春の心は のどけからまし」 ~在原業平 「古今和歌集」
(この世に桜が一切なければ、
春は、どれほどのんびりしていられるだろう)
いつ咲くか、いつ咲くかと心待ちにし、咲いたら咲いたで、
どうか散らないで欲しいと祈る・・もう恋と同じですね。
それは開花、見頃、散り花と・・。
気になって・・気になって、仕方ないのです。
それにしても、千年も前からこの気持ちが、
脈々と引き継がれているなんて・・。
ちょっと感動します。ところで、『アンの世界』 でも・・。
“・・・すぐ外に立っている大きな 桜 の木は、
枝が家とすれすれになる位、近かった。
白い花が、ぎっしりと咲き、葉が見えないほどだった。
家の両側は、一方は林檎、
一方は 桜 の大きな果樹園になっており、
これまた花盛りになっていた。
花の下の草の中にはたんぽぽが一面に咲いていた。
紫色の花を付けたライラックのむせるような甘い匂いが、
朝風に乗って下の庭から窓辺に漂って来た。・・・”
【「赤毛のアン」 第4章】
これは、グリーンゲイブルスの描写です。
桜も然る事ながら、花の描写に・・
こちらにも甘い香りが風に乗って漂って来るような、
そんな素敵な窓辺。
アンが、「雪の女王」 と名付けた、真っ白な花を付けた桜。
(日本の桜よりも、花びらが細長いようで、咲く時期も、6月です。)
何とロマンティックで、詩的なグリーンゲイブルスの春なのでしょう。
さて写真は、
我家の庭で見つけた
小さな野の花? です。
何の花なのか、
その名前を全く存じません。
白い花も色々種類があって、
花の形も微妙に違い、
面白いです。
それより、↑ ワイン色の花・・
これも一体・・?
クリックすると、花びらが舞い踊ります。