こちらは久し振りの、いいお天気になりました。
空気が澄んでいて、頬に当たる風も心地良く・・。
ちょっとヒンヤリ感を感じたものですが、それでも5月上旬の気候との事。
それだけ爽やかだったという事なのでしょうね。
巷(ちまた)では、ピンクや白のつつじが、
そろそろ咲き始めました。近くの幼稚園の藤棚は、満開に。
そして、八重桜や木蓮(ムクゲ)・・色とりどりの花が咲き乱れています。
もう少しすると・・今度は、いよいよ薔薇の出番ですね。
そんな中、昨夜はお通夜、今日は告別式と出掛けて来ました。
とてもお世話になった方のお母様。享年、97歳。
大正、昭和、平成と駆け抜けられた人生。大往生ですね。
倒れるその日まで元気で、100歳に十分希望を持っていられたと言います。
そんな矢先の脳梗塞。そして、1ヵ月弱の入院生活。
最後には7人の子供達に、「有り難う」 の言葉を残しての旅立ちだったとか。
長男の方のお話によれば、最後まで気配りの人だったと・・。
皆さんに迷惑をかけないよう、土日を選び、お天気にも恵まれたと、
涙ながらに語っていらっしゃいました。
悲しみは、当然ありますが、皆さん精一杯の事をやり遂げられたという
満足感のようなものも、同時に感じたものです。
誰にも平等に訪れる死ですが、こうありたいですね。
私なんかが、とやかく言うことではないでしょうが、
本当に幸せな一生だったのでは、ないでしょうか。
ところで、奇しくも今日の朝刊に、96歳の方の詩が載っていました。
「くじけないで」 という素敵な詩です。妙に、説得力がありますね。
くじけないで
ねえ 不幸だなんて 溜息をつかないで
日射しやそよ風は えこひいきしない
夢は 平等に見られるのよ
私 辛いことが あったけれど
生きていてよかった
あなたもくじけずに