

五月晴れの様相となりました。
昨夜は、殊の外(ことのほか)冷え、
急遽、湯たんぽを入れる始末。
今日も朝方は冷えましたが、
陽射しがある分、暖かくなっています。
そうなりますと、ついつい庭に出て・・。
ほんの少しのつもりが、思わず長居に。
そのせいか、鼻の頭がちょっぴり熱く・・?
日焼けしてしまったのかも知れません。
気を付けなければ・・。
庭にも小さな小さな花が、
しっかり咲いているのを見つけると、微笑ましくなります。
今の季節、葉っぱや茎は、とても柔らかく繊細です。
生えたばかりのそんな部分を 「和草」 と、言うのだそうです。
元々、“にこ” とは、「柔らかい」、「細い」 という意味なのだとか。
「にこにこ」、「にっこり」 などの擬態語も、ここから来ているそうです。
余談ですが、日本語の擬音語や擬態語は、英語の3倍はあるのだそうですね。
ですから、小さな野の花が、にっこり微笑んでいるように見えるのは、
ある意味、当然なのかも知れません。

「葦垣の 中の和草 にこやかに
我を笑まして 人に知らゆな」
~万葉集 詠み人知らず
(和草のように、にこやかに私に微笑みかけたりして、
二人の仲が他の人にばれないようにね)

幾分、花の色を水色から白っぽくしたようですが、まだ咲いています。
そうそう、この花・・アンを真似て、「風の鈴」 なんて名前を付けたりして、
遊んでいましたっけ・・。これも小さな小さな、可憐な花です。

一方、こちらの牡丹、気のせいか昨日より花径を大きくしたような気がします。
昨年も一昨年も、眠り姫でしたので、今この時を、
しっかり謳歌しているのかも知れませんね。
「ご機嫌、いかが・・?」 ~ なんて、つい問いかけてしまいそうです。
そうしましたら・・何て答えてくれるのかしら・・?
昨日は、ちょっぴり冷たい雨でしたが、今日は晴れて、とても気持ち良さそうです。
それにしても、この牡丹、上の小さな花とは対照的な花ですね。
“アンはベランダの段々に座り、春の花咲く美しく、
初々しい景色をぼんやり眺めていた。
白い果樹園の向こうは、
黒ずんだ樅の若木と乳白色の桜の林になっていた。
林では駒鳥が気が違ったかのように囀っていた。
もう夕方であり、楓林の上には、
早くも星が輝いていたからである。”
【「アンの娘リラ」 第20章】
『アンの世界』 は、やはり素敵です。
現実の世界とのギャップは、「想像の余地」 で、たっぷり補うとしましょう・・。