昨日と打って変わって、今日は本当に爽やかな五月晴れとなりました。
薄い青い空。雲一つありません。
そしてもう一つ嬉しいのは、
この所の夏日から五月の本来の季節に戻った事。
小鳥が囀(さえず) り、その中でも一際、
鶯(うぐいす) は美しい声で鳴き、まるで高原の朝のようです。
日中も、そよそよと風が吹き、その爽やかさは一日中変わりません。
そしてその風は、庭からのラベンダー、ミント、
ベルガモット、ローズマリー等など・・。
ハーブの爽やかな香りをも、一緒に運んでくれるのです。
それは、さながら アン の庭のようにも思え・・。
今の季節が、一番 『アンの世界』 に、近付けるのかも知れません。
“扉口から吹き入る快い微風は、庭から幻想的な匂いと、
リラやミス・オリバーやウォルターが笑ったり喋ったりしている
蔦の垂れ下った一隅の楽しそうな賑やかな
声のこだまを運んで来た。”
【「アンの娘リラ」 第1章】
写真は、一昨日(4日)のものです。
緑が目に眩しいですね。
今日と違って汗ばむ陽気でしたが、それでも
木の下は、そよそよと風がそよいでいたものです。
木の緑って、いいですね。
太陽の下を歩いていると、
余計にその思いを強くします。
木陰に入ると、ひんやりとした空気に包まれ、
ほっと一息。街の喧騒もあまり感じません。
秋から冬の季節、足元でカサコソと
音を立てていた葉っぱは、いつの間にか土に還り、
今は、生命の息吹きに満ち溢れています。
こんな都会の中の並木道の木でも、
森林浴をしている気がするから不思議です。
尤も、連休中で車の通行量が普段より少なかった事も、あるのかも知れませんね。
「あらたふと 青葉若葉の 日の光」
~松尾 芭蕉
通りをそぞろ歩いていましたら・・。
ちょっと変わったお店を
見つけました。
そして、ビルの谷間には神社と・・。
名前は知っていても、
場所は知らなかったり・・。
いいえ、気付かなかったと
言った方が正解かも知れません。
結構、この場所は頻繁に、
通っていましたもの。
こちらの写真は、去年も撮った記憶が・・。
相も変わらず、レトロな建物、大好きなのです。
でも、アングルが違うので良しとしましょう。