【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

紫の詩情

2008-05-07 16:47:04 | 香る庭の花綴り




   今日も昨日とほぼ同じような天気になりました。
  見るともなしに視線は、庭の花に・・。

   ゆらり、ゆらりと立ち昇る陽炎。
  あっちの花からこっちの花へ
  舞っているのは白い蝶。

   向こうからは黄色い蝶が
  ひらり、ひらひら・・。

   5月の心地良い風に揺られて、
  気持ち良さそうです。

   庭の菖蒲(あやめ)が、
  紫色の花を付ければ、
  薔薇も次々と蕾を付けています。
  今日も又、花瓶に挿しました。

   ・・~と、目の前には、
  とても長閑(のどか)な光景が広がっています。

   こんな日は、庭でお茶でも・・
  と、行きたい所なのですが、生憎、
  まだテーブルをセットしていないという体(てい) たらく。
  蚊がいない今の季節こそ、急がねば・・と思っているのですが・・。

   さて、「いずれ菖蒲(あやめ) か杜若(かきつばた)」
  お馴染みの 「菖蒲(あやめ)」 、「杜若(かきつばた)」 、「花菖蒲(はなしょうぶ)」 の
  見分け方、ご存知ですか? ( ↑ 意味は、いずれも区別しにくい事から選択に迷う事)

   葉の真ん中に、突起脈があるものが 「菖蒲(あやめ)」 と
  「花菖蒲(はなしょうぶ)」 で、ないものが 「杜若(かきつばた)」。

   そして、花弁の根元に黄色の虎斑 (とらふ=網目 )
  があるのが、「菖蒲(あやめ)」 だそうです。

   これらの花の名前、敢えて漢字で記してみたのですが、
  「あやめ」 と 「しょうぶ」、どちらも 「菖蒲」 と書くのですね。
  尤も 「文目(あやめ)」 と書いたものもありますが・・。

   そうそう、「菖蒲(あやめ)」 の花言葉は、“優しい心”。
  そのように思えば・・眺めているだけで、優しい心になれそうです。

   藤の花に始まって、6月の紫陽花まで
  私の大好きな紫色の季節が続きます。








   



   この小手毬、ちょっと前の写真です。
  今も咲いていますが、そろそろ終わりかけ。

   小さな花が寄り集まって手毬のように見える事から、
  この名前が付いたのだとか。

   この花を見ると、なぜか・・丁度この花の咲く頃、
  家庭訪問があった小学校時代を思い出します。

   午前中に学校が終わって、先生を待つ間、
  妙にそわそわと落ち着かない気分だったものです。

   私にとっては、5月の郷愁を誘う花。
  花言葉は、“友情”。何だか、ぴったりのような気がします。