起床時の今日の空は真珠色。
そんな空を見ていましたら・・。
“今日は、映画を観に行こう”
と、張り切っていた気分が
急に萎え・・。
一旦は、キャンセル。
その後、晴れ間が出て来ますと、
今度は落ち着かなくなる始末。
結局、出掛ける事にしました。
一年に何度かある、心の逡巡。
外出するのは結構好きな癖して、
家にいるのが凄く貴重だと思える・・。
そんな矛盾した気持ちなのです。こんな時って、偶にありませんか?
前置きが長くなりましたね。
ともあれ映画、『最高の人生の見つけ方』 を観て来ました。
(原題 「BUCKET LIST」 棺桶リスト)
物語は、勤勉実直な自動車整備工、カーター (モーガン・フリーマン) と、
大金持ちの実業家、エドワード (ジャック・ニコルソン) が、
病院で同室になった事から始まります。本来なら全く接点などなかった二人です。
夢は、歴史学の教授になりたかったというカーターは、
家族のために自分の夢を犠牲に・・。
一方、エドワードは、お金だけは腐るほどあるけれど、
見舞客が秘書一人だけという、淋しさ・・。
そんな二人の共通点は、余命半年という生命の期限。
その二人を結びつけたのが、
棺桶に入る前にやっておきたい事を書き出した、「棺桶リスト」 なるもの。
「荘厳な景色を見る」 「赤の他人に親切にする」 、
「涙が出るほど笑う」・・~とは、カーター。
そうそう、「マスタングで、思い切りカーチェイスをする」
というのもありました。(写真・車)
「スカイダイビングする」 「ライオン狩りに行く」 、
「 世界一の美女にキスをする」・・と、エドワードが付け加え・・。
二人は病院を抜け出し、一緒に旅に出るのです。
勿論、費用は大金持ちのエドワードが・・。
それにしても、「余命半年」・・何とも重いテーマです。
「病」、「死」・・誰もが避けて通れないものですが、
いざ自分だったら・・と、考えますと・・答えが見つかりません。
半年なんて、アッと言う間ですものね。
でも、どうせ助からないのなら・・命のあるうちに、病院を脱出するのも、
いいかも知れません。痛みが薬で抑えられ、旅行する体力が残っているなら。
本編でもありましたが、実験的に色々な薬を試され、
ベッドに縛り付けられているよりは、余程・・。
ただ先立つものがないと、いけませんね。
映画のように、大金持ちのベッドの友人が出来る保証は、ないのですから・・。
こんな映画を観ますと、毎日、のんべんだらりと過ごしている私などは、
耳が痛いです。でも、映画自体は決して暗い映画では、ありませんでした。
全編に、素敵な言葉が行き交っていましたが、覚えられません。
原作があるのでしたら、買って読みたいのですが、
果たしてどうなのでしょう。大体、こんな内容だったと思います。
「あなたは、自分の人生に喜びを見つけましたか・・?」
「あなたは、他人の人生に喜びを与える事をしましたか・・?」
「結婚生活を長持ちさせる秘訣は、何ですか・・?」
「耐えることだよ。」
何だか、あっちに飛びこっちに飛び、
まとまりのない文章になってしまいました。
でも、演技達者の二人の映画は楽しかった? です。
それにしても、エドワードの病人らしくなかったこと!