【どこまでも穏やかな海 (沈む夕日)】
五月晴れが続きます。
今日も、雲一つない天気。
雲らしい雲と言えば、
ス~ッと、刷毛で描いたような
白い飛行機雲だけ。
青に白が何と映えるのでしょう。
思わず見惚れてしまったものです。
風は、そよそよと・・
レースのカーテンを揺らし、
本当に気持ちの良い
天気になりました。
さて、5/14から2泊3日で、愛車を 駆り立て・・
ひたすら西へ・・と、車を走らせて来ました。
行先は・・又々、
山口県周防大島。
1年振りです。
(前回は、【こちら】 )
今回は、つい最近、
山口に移り住んだ叔母と・・。
全走行距離は、908kmでした。
この叔母とは、妙に気が合い、
親しくさせて貰っています。
(母方、4人姉妹の一番下)
これが小説の世界ですと・・。
片道450kmも車を走らせ、
会いに行くのですから、
夏樹静子ばりの危険な香りのする密会・・?
なんて事に、なるのでしょうか・・。
現実は、叔母と姪の束の間の息抜きの旅・・
なのですから、何の事は、ありませんね。
いえいえ、サスペンスは物騒ですね。
スリルは、スピードだけにしておきましょう。
それが、本来の目的・・? なのですから・・。
とは言え、上の写真のような鏡のように穏やかな海は、
疲れた心と身体を癒やしてくれるには、十分過ぎるものでした。
日本海や太平洋の外海の荒々しさとは違い、包み込むような優しさ。
日本には、この内海があったから救われた・・と、
何かの記事で読んだ事を思い出します。そして仕上げは、温泉と露天風呂。
遠くに夜景を望みながら・・夜の潮騒に包まれてのそれは、
大層、ロマンティックでもありました。
この周防大島が作詞家星野哲郎氏の出身地である事は、前回も触れました。
従って、このホテルにも様々な寄贈が、なされています。
そこには、こんな詩も発見。さすが作詞家ですね。
目の下に 海を控えた ジャングル風呂に
深々と 身を沈める時 心に響く 潮騒がある
窓は 巨大な 動画のスクリーン
上げ潮下げ潮に 乗って
ゆったりと 現われては消える
様々な船舶は 海の銀座を行き交う
ファッショナブルな 女性たちだ
飽かず 眺め入るうちに 黄昏が迫り
瀬戸を隔てた 向かいの山の稜線に
真っ直ぐに 落ちて行く 夕日は
湯上りの気分を 盛り上げる
とれとれの 海の幸を前に
なみなみと注いだ盃を 一気に呑み干す時
「○○○」 の名の いわれが分かる
星野 哲郎
~つづく