【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

乙女ワールドにトリップ!

2014-01-06 18:06:28 | 心の宝石箱







【「少女小説」 の世界】







今日の夕方、学校が終わってから
ディーンと二人で庭の石のベンチに座り、
又 『アルハンブラ』 を読み始めた。
この本を読むたびに私は小さな扉を開いて
お伽の国 へ入って行くような気がする。
               【「エミリーはのぼる」 第2章】




   今日は一転して冬日和となりました。
  その分、起床時は随分、冷えましたけれど。

   それにしても太陽って本当に有り難いですね。
  昨日は、くすんで見えた冬枯れの庭も、
  太陽の当たっている今日は、途端に春を待つ庭に思えますもの。 












   さて、同じ
  『アンの世界』 に住む
  エミリーもそうですが、
  誰にも 『“お伽(とぎ)の国”
  へ入って行ける本』
  というのが必ずありますね。

   例に洩れず私のそれは、
  「少公女」 などと並んで
  吉屋信子作 「あの道この道」。

   何と年末の大掃除で、
  ほとんど新品のそれが出て来ました。

   もう今ではなくなってしまった、
  地元の本屋さんの紙袋に入ったままで。

   忘れもしません、実はこの本、小3の頃、
  母の実家で一気に読んで、痛く感動したもの。

   ですから本屋さんでこの本に接した時、
  懐かしさに駆られて思わず求めてしまったのでしょうね。

   ところが、当時は今のように、アンティークっぽいものに
  それほど魅かれていた訳ではありませんから、
  ついつい忘れてしまっていたのでしょう。

   ストーリーは、お涙頂戴式のごく単純なもの。
  それでも言葉通り、涙を流しながら読んだものです。

   つい最近もありましたが、赤ちゃん取り換え事件によって
  運命を狂わせられた二人の少女の物語です。

   原本に忠実な復刻本。今では考えられない右書きも新鮮です。
  たまには、こんな風に乙女ワールドに浸るのもいいですね。