


・・・空気には噛みつくような霜が感ぜられ、 素晴らしい夜だった ―― 星の多い、 霜夜の光の詩であった。 ある夜は蜂蜜のようであり ―― ある夜は酒のようである ―― ある夜は苦悩の種 ―― 今夜は酒のような夜だ ―― 白い酒 ―― 飲むと人の頭に行くような澄んだ輝いた酒。 【「アンの幸福」 第2年目6.】 |

こちらは今日も雲一つない快晴の空で明けました。
これで4日連続。
日本列島に寒気が居座っているようで、
相変わらず寒いですが、今日は昨日よりましに感じます。
尤も、それは日中だけの事ですが。
夜になりますと・・それこそ戸外は身を刺すような冷気が。
そして、16日(木)が満月の美しい月が東の空にぽっかり。
寒さも忘れ、思わず見とれてしまったものです。

【香りのコーナー】



忘れていますのに、なぜか
この季節になりますと、
無性にお香の香りが
嗅(か)ぎたくなる私。
この季節、お部屋の香り
コーナーもポプリから
お香に衣替えです。
その香りは・・「梅」。
毎年の事ですから、
いつの間にか季節と香りが
一体化してしまっています。
何だか訳もなく
懐かしさに包まれてしまって。
それに今年はもう一つ、
友達から貰った 「淡墨の桜」
の香りが加わりました。
(日本香堂謹製)
一般的な桜の香りよりも
甘さが際立っています。
おまけに残り香も。
季節の先取り香という訳ですが、
やがて訪れる春の足音が早くも聞えたような気がして嬉しくなりますね。
そうそう、お香立ては蓋を閉めても使えます。(冒頭の写真)