【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

冬枯れに漂う薔薇の香り

2014-01-19 21:45:38 | 薔薇の追憶





【孤高の薔薇】






二輪の菊と一輪の薔薇が開いた。
薔薇 は歌と夢と魅力と
みんな一緒になったものだ。
菊も大変綺麗だが、
薔薇とあんまり近く置くのは感心しない。
菊だけならば、派手な花で
ピンクと黄色と桜色で全く満足しきっている。
けれども一つをその後ろに置いてみると、
その変わり方は面白い。
菊はまるで立派な、真っ白な女王の脇の
台所の女中のようにはしたなく見える。
菊が薔薇のようでないのは菊の罪ではない。
だから私は公平にするために
別の場所に置いて楽しんでいる。                
              【「エミリーの求めるもの」 第16章】
 










 
【寒さに震える 「ヴィオラ」】



   “暖かい・・”
  と思って起床した今朝。

   外を見てビックリ。
  何と、うっすらと・・
  ですが、雪化粧して
  いるではありませんか。

   勿論、今年初めてです。
  積もる程の雪ではありません
  のに、地面は凍っています。

   昨夜から今朝にかけて
  相当冷えたようですね。

   今年の冬は内窓を取り付けたお陰で、
  お部屋が暖かく、その分、内と外の温度差にとまどってもいます。






 





   さて、今日の薔薇。
  相変わらず蕾のままですが、
  庭の一画に凛とした姿で
  君臨しています。

   雨や厳しい冬の寒さにも
  微動だにしません。

   首をすくめ、寒さに
  震えている菫などとは対照的。

   昨年からほとんど同じ
  状態で、蕾のまま年を越し、
  現在に至っています。

   しかしながら白薔薇の方。
  堅く閉じていた花びらを
  ほんの僅かですが緩めたような。

   それは自分が白薔薇である
  事を知らしめるようでもあり。

   堅く閉じている時は、
  まるでピンクの薔薇のよう
  でしたものね。

   そうそう、今日の引用文。
  思わず頷いていました。

   “薔薇は 「歌」 と 「夢」 と 「魅力」 と、
  みんな一緒になったもの”。本当にそうですね。