レイチェル・リンド夫人は 秘蔵の客間用のランプを 持ち出して灯をともした。 実を言えばそれは嫌な赤い球体の付いた、 感じの悪いランプであったが、 しかし、何と暖かな、薔薇色の、 この場にふさわしい光を 全ての物の上に投げていることだろう! 影が何と暖かく、親しげなことか! 【「アンの幸福」 第2年目5.】 |
今朝は肉眼でもハッキリ見える太陽と共に明けました。
今日のそれは夕日と言うより、お月様のようですね。
こんな太陽は、どこか弱々しげで、
雪でも降るのか思ったものです。
尤も、気温は昨日より2度高い朝でしたけれど。
そんな杞憂に反し、その後も何とか太陽は出ています。
【行列の出来る羊羹 ~ 東京 吉祥寺 「小ざさ」】
さて、お隣から何とも美味しい羊羹を頂きました。
そんなこんなで。
昨日の今日ですが、二日続けて
『カフェ「薔薇の詩(ポエム)』、開店と致しましょう。
今日は珈琲の後、羊羹と共に熱いほうじ茶をお出ししましょう。
~なんて。
その羊羹とは・・。
東京は吉祥寺、
「小ざさ」 の羊羹です。
何でも朝10時開店ですが、
夜中から並ばなければ
買えないとか。
(8時半に整理券を配布)
一日に150個しか
作らないと言いますから、
それも頷(うなづ)けます。
昔ながらの製法に拘り、
小鍋、木炭を使っている
のだそうですね。
それにしても羊羹が
こんなに美味しかったなんて。
元々、羊羹は砂糖の
塊のような気がして
敬遠していた私。
頂いたのは何年振りでしょう。
ちょっと記憶にありません。
目から鱗・・。どうやら食わず嫌いだったようです。
しつこくなくて上品な甘さ。
ところで、和菓子の空極は、
羊羹にあるそうですね。勉強不足でした。
今日の器は備前焼。(コップ、一輪挿し、皿)
今日は朝の空からしてオレンジ色に染まっていますし、
それならと・・もう一つの備前焼を用いました。
こちらの備前は、焔のようですものね。
本来、好きなのは茶色の方ですけれど。
オレンジの硝子の器には電球を入れ、俄かランプに。
そうそう、リンド夫人の感じの悪いランプ・・という訳ではありません。
寧(むし)ろ、気に入っています。