【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

儚きものへの憧憬

2014-01-29 18:55:58 | ハーブと香り雑学












先年、中国へ旅行した時も、
バカの一つ覚えのように
シャンシャン』 と探し回り、
北京や上海でお香を買いあさって来たが、
日本へ帰って来て焚いてみると、
いかにも濃厚で
息が詰まりそうになって驚いた。
やはり、その国にはその国に合った
匂いというものがあるようで、
日本人には、どちらかというと、
淡い花の香りくらいが
丁度いいように思った。                      
                【高峰秀子著 「瓶の中」】






   一日中、快晴の空で明け暮れました。
  おまけに春のように暖か。朝の冷えもありません。

   早くも、ちょっぴり春の匂いを嗅いだような。
  こうなりますと・・。

   ほんのちょっぴり綻ぶだけで、一週間もかかっていた薔薇、
  昨日から一気に開いた気がします。現金なものですね。

   そうそう、白薔薇より遅れた紅薔薇も、
  ここに来て、やっと少し綻んだような気がします。






【お香入れ】



   さて毎年、この季節だけ
  なぜかハマっているお香。
  今日も健在です。

   今まで、現在ある物、
  数種類を使い回して
  いましたが、昨夜、
  ひょんな所から珈琲と
  ラベンダーのお香が
  出て来ました。

   早速、いつでも
  使えるようにと、お香入れに。

   もう使い切ったとばかり思っていましたから嬉しくて。
  それに珈琲の香りは大好きですから、欠かす事の出来ないお香です。

   ところで冒頭の写真。(土物の花瓶)
  先日は電球を入れて 「俄かランプ」 になりましたが、
  今日はお香立てに。本来のお香立てと共に。

   花瓶が本来の使い方でしょうが、
  一つの使い方に限定されるものではありませんものね。
  そんな風に考えると、何だか楽しくなります。

   そうそう、今日の例文。
  私もお香は日本製に決めています。

   最初の頃こそ、インドや中国製を求めた事もありますが、
  残香がしつこい気がして、今は全く求めていません。

   香りは儚く消え去る所が素敵なのですものね。
  香りも然る事ながら、お線香自体もきめが細かく美しい気がします。