【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

春の鼓動

2014-01-15 19:28:08 | 四季のスケッチ

【紫陽花の新芽】


【リラ】


【ヒヤシンス】






冬の中に春を見つける嬉しさを、
こんなに真剣になって
求めるようになったのは、
いつ頃からだったろうか。
寒風の吹き下ろす枯れ草の原で、
その根許ねもとに新しい芽が冷たい土を
持ち上げているのを見たり、
公園の池の水に手の指先を入れて、
僅かの温もりを感じたりすると、
自然に深く悦びの息を吸う。
それは衰えて行く人間の、
確かなものにすがろうとする
心だとは言い切れない。       
            【串田孫一 「鳥と花の贈りもの」】
 












   起床時は、こんないかにも冬らしい空に。
  その後、これらの雲は引く波の如く、
  ス~ッと下に下がり、見事に何もない空になりました。
  冬日和は今日も続きます。

   ただ一昨日は日溜りの中でさえ、
  なかなか気温が上がりませんでしたが、今日はぽかぽか。
  その中にいる限り、一足先に春が来たようです。







【ブラックベリー】


   日溜りは春のようとは言え、
  一歩外に出れば、
  (今日は幾分ましですが)
  そこは厳寒の冬。

   それにしても・・。
  ついこの間まで
  “かそけき風情” を
  楽しんでいた同じ庭なんて
  俄かには信じられません。

   枯葉の下などに隠れて
  見えない事もありますが、
  良く気を付けて見れば、
  春の兆しが、そこかしこに。

   その事は私なんかの言葉
  より今日の引用文が
  全てを語ってくれています。

   このワクワク感こそ、
  春を待つ独特の気分ですね。

   今日の写真は先日の牡丹に続き、わが庭の新芽たち。
  着々と春の準備は進んでいるようです。

   そうそう、ブラックベリーだけは秋の名残りも。
  その一方で新芽との同居。そして既に新しい葉っぱも。

   一体、どこでどのようにこのスイッチが入るのか・・。
  この季節になりますと、性懲りもなく自然の神秘を思います。