【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

それぞれの “お口の恋人”

2014-01-07 20:00:28 | 『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』編










この古風な弓状のウィンドウの中に、
エリオットは、あらゆる趣味と嗜好を
満たすために色々な品物を飾り付けていた。
非の打ちどころのないような
ワインクーラーの上にある
2個のウォーターフォードのグラス、
それに色々な材料で出来ていて、
いかにも掘り出し物ですといった
鏡台付きの箪笥だとか、
又安物のドア・ノッカー、・・・・・
(中略)
ヴィクトリア調時代の銀食器の半端物はんぱものなどが
テーブルの上にごちゃごちゃと飾ってあった。
(中略)
そうだ、冷たい風には朝の珈琲が何よりだ
とマープルは思った。                
               【A・クリスティー作 「予告殺人」】














   こちらは今日も快晴の冬日和となりました。
  おまけに雲一つ、ありません。

   この凛とした冷気の中でいつも思います。
  石を投げれば、スコ~ンと音を立てて鳴るそんな空を。

   確か三島由紀夫や吉屋信子などの作家は、
  夏の空を、そのように表現していたと思うのですが、
  人の感性は様々ですものね。

   とは言え、な~んにもない空も午後になりますと、
  若干の変化が。写真は午後1時半と3時半の空です。









     さて、“冷たい風には熱い珈琲”。
    今日のミス・マープルではありませんが、
    私も早速、用意を。

     と言っても今日は紅茶ですけれど。
    となれば、今年初ですね、
     『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』、開店と致しましょう。

          

   今日の引用文の
  飾り立ててあるテーブルは、
  お店ですから当然ですが、
  我家のテーブルも
  所狭しと物が並んでいます。

   これでも年末、かなり、
  処分したのですけれど。

   それでもあまり変わり映え
  しない有様に少々、辟易気味。

   ところで今日のお茶請けは
  ちょっと笑えます。

   北海道銘菓 「白い恋人」
  ならぬ、「面白い恋人」。

   裁判沙汰にもなったようで、
  一時話題にもなりましたね。
  面白いので買ってみました。

   ~なんて嘘。
  実は主人が 「白い恋人」 と
  間違えて買って来たものです。

   尤も、名前こそダジャレっぽいものですが、
  お菓子自体は物真似ではなく、ゴーフレットに、
  みたらし味のクリームを挟んであります。

   サクサクしていて意外に美味。
  「白い恋人」 は、ラングドシャクッキーですものね。
  そうそう、たっぷり入るカップは 「美濃焼」 です。