【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

冬に紅葉狩り・・?

2007-11-10 21:07:02 | 香る庭の花綴り
   昨、夜半に降り出した雨は、
  朝には上がり、今日はこんな
  雲の多い空で明けました。

   それでも日中は、
  昨日以上の良い天気になり、
  暖かいと言うより暑い位。

   この気候、一体どうなって
  いるのかと心配にもなります。

   街路樹を見渡しても
  紅葉は、チラホラ。
  まだまだ緑の方が優っている始末です。

   新聞やニュースでも言っていますが、
  今年の紅葉の見頃は、この調子だと秋を通り越して
  冬になるかも知れません。

   お正月が紅葉の見頃なんて言うのも、
  満更嘘とも思えなくなったのが、何だか悲しいです。












   我家の庭も、まだまだ夏が居残っています。
  この夏の猛暑で、もう少しで枯れかかりました、
  インウォールクラータの花芽が、やっと付きました。

   枯れかかった事を除けば、
  背丈は早くからどんどん伸びていましたが、
  花が咲きそうな気配はありません。

   いい加減、諦めかけてもいたのです。
  そして、大好きな薔薇。
  こちらもいつの間にか花開き、はたまた蕾を付け・・。

   ちょっと余所見(よそみ)をしていましたら、
  ガラッと様相を変えています。
  そろそろ春の花を植えなければならないのですが・・。

   今日は又、お隣さんから
  洋梨と新潟のお米を頂きました。



   お米は、奥様のご実家で作って
  いらっしゃるのだそうです。

   先日、頂いたお米も本当に
  美味しかったので、嬉しいです。

   そう言えば・・。
  昨日、偶々出て来た薔薇の器に、
  この洋梨がぴったり治まります。

   何だかそのために出て来たみたい・・
  ~なんて、この薔薇のお皿に、
  申し訳ないですね。 

英国式の暮らしに恋して・・

2007-11-09 16:37:09 | 趣味の器(壺)~その他
   昨日とは全く違う、
  こんな空で明けました。

   雲は多目ですが、時折晴れ間の
  出る小春日和の天気となりました。

   週末、崩れるかも知れないと、
  言っていましたお天気も、
  何とか持ち直すとの事。

   出掛ける予定があるだけに、
  有り難いです。










   さて、私が愛してやまない英国文化。
  昨日、表紙だけ紹介した
  本のイラストを今日も少々。

   文章主体の本ですが、
  それでも中のイラストにも癒されます。
  こんな本って、とても有り難いですね。

   いつも手元に置いて、暇があれば
  眺めています。そしてこちらは・・。 

   “イギリスって、夫婦共働きで、月収
  20万円なのに、どうして優雅なの・・?”
  こんな疑問に答えてくれる本です。

   巷に溢れている単なる節約本と違って
  優雅に節約・・と言うより、いかに私達が、
  無駄な事をしているかを考えさせられます。



   ところで、
  『赤毛のアン』 もそうですが、
  サスペンス物として楽しんだ、
  アガサ・クリスティーの本も
  同様ですね。

   視点を変えれば・・・。
  こちらも謎解きだけでなく、
  英国式の優雅な
  お茶やハーブがたっぷり。

   こんな点も、
  この本のいい所なのでしょうね。



   そうそう、こちらの写真は
  買ったまま長い事、
  眠っていた物です。

   キャンドルを立ててもいいし、
  お菓子を入れてもいいですね。

   ロイヤル・アーデン製は
  リーズナブルな価格で、
  薔薇柄が楽しめます。

   好みもありますが、
  薔薇ほど、人々の心を
  魅了する花は、ありませんね。        

今日は、ミス・マープル気分!?

2007-11-08 19:01:37 | 『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』編




   暦の上では立冬ですが、
  見事に何もない空で明けました。

   鮮やかな日本晴れ!!
  そう言えば・・
  昨夜は、珍しく降るような星空・・。

   ちょっと大袈裟かも知れませんが、
  少なく共、近年これ程の空は、
  見た事がないように思います。
  しばし見とれていたものです。

   




   「・・・ 今夜は、
  星が綺麗じゃない? 
  小母さん、もし星に住むとしたら、どれに住みたいこと? 
  あたしだったら、あのずっと向こうの暗い丘の上にいる、
  あの美しい光った大きなのにするわ。」
       
                      【「赤毛のアン」 第10章】



   アンでなくても星空は、人を詩人にさせますね。
  昨日もそうですが、又々、小春日和の今日も、
  午後のひと時は、庭で・・ と、なりました。

   (写真は、我家の紅葉の木。
  今年は、まだ葉が黄色です)    

   それにしても、暖かくて気持ちの良い天気です。
  ついつい長居を・・。

   ちょっぴり・・アガサ・クリスティーの、
  「ミス・マープル気分!?」 と、言った所でしょうか。

   そう、お茶が大好きで、編み物片手に、ロッキング
  チェアに座り、巷の動きをつぶさに観察している、
  ミス・マープルの事。典型的なイギリス婦人です。

   そうこうしているうちに・・
  家の前に、やおら車が止まりました。



   どうやらお向かいの家に
  用事があるようです。
  
   男性が一人車から降りて来ました。
  手には、ダンボールの函。

   インターホンも、鳴らしません。
  でも、ご主人とは違います。
  お宅は留守の筈。

   先程奥様が、車で出掛けて行く姿を
  見ていますもの。“一体、どなた?”



   勝手に門扉を開けて入って行き・・
  玄関で鍵をガチャガチャ。

   どうやら合鍵を持っているようです。
  程なくその男性は、出て来ました。

   今度は、先程とは違って数倍、
  大きな函。中には一体何が・・!?

   でも、ミス・マープルは、そこに、
  明らかに異変を感じ取っていた・・。

   ~なんて・・。
  いえ、いえ、そんな事はございません。

   でも、何気ない日常の出来事も、そこにちょっとフィルターをかけますと、
  いきなり 「サスペンスドラマ」 の世界なのですね。

   それにしましても・・。
  外にいると、家の中では気付かなかった日常が、
  様々に行き交っている事に改めて気付かされます。
  当然と言えば、当然ですが・・。

   最後になりましたが、今日のカップは、信楽焼です。
  秋になると、なぜかこんな土物の器が恋しくなります。

   土と一緒という・・
  安心感と優しさ、温かさが、その理由かも知れません。

小春日和の昼下がり

2007-11-07 18:14:27 | 『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』編




   昨日の降りそうで、
  降らない空からは、一日中
  太陽は望めませんでしたが、
  今朝は、こうして日の出を
  迎える事が出来ました。

   ただ朝の早い時間には
  短時間に目まぐるしく
  変わる空でもありました。

   東南の空は、その後、
  一面の雲・・。



       ゴミ出しに行った時の北の空は、
      ハッとする程、雲一つない紺碧の空。

       時を経ず、二階のベランダから見た空は、
      雲と青空の綱引き中。
      さながら天体ショーを見る思いでした。

       そしてこちらは、見事に何もない正午の空。 
      ぽかぽか陽気の小春日和。

       ・・となりますと、
      久し振りに私だけの東屋? 
      に直行となりました。



   今日は、今日の空のような、
  「藍」 に拘ってみました。

   カップは有田焼で。
  この藍って、いいですね。

   藍の青の深みが心に沁みます。
  又、藍の布1枚あれば
  「和」の雰囲気を醸し出して
  くれます。それにしても・・

   あの太陽があの建物の向こうへ・・
  と日陰を求めて移動していたのは、
  つい昨日の事のような気がしますのに、
  いつの間にか太陽が恋しくなってしまいました。



   ところで、こちらは
  ティーベル代わりの土鈴です。

   これらの土鈴、
  沢山持っているのですが、
  ここの所、紹介を忘れていました。

   旅の想い出にと、
  買い求めた物ですが、チリン、チリン・・と、
  涼やかな音色を響かせてくれます。

   そう言いながら・・この土鈴は・・
  一体どこで買ったのか・・
  思い出せません。

   郷愁を誘う、
  素朴な音色なのですが・・。









                      昨日の空

             今にも 涙が こぼれそうで こぼれない空
             それでも 必死で 精一杯 踏ん張って
             よく頑張ったね よく耐えたね
             勇気を貰った空・・・・・ 

夢のビーズ~ちょっとだけ手作り  Vol Ⅱ

2007-11-06 16:58:52 | 私の手作り夢時間
   雨こそ降っていませんが、いかにも
  どんよりした重い空で明けました。

   地面は濡れていましたので、夜を
  徹して降ったのに違いありません。

   でも、なぜか最近、こんな空が
  少なくなっている事に気付くのです。

   ある意味、一番11月らしい空・・
  なんて思ったりしています。

   見るからに薄ら寒そうな空に、
  安心していると言うのも、おかしな話なんですが・・。

   ただ今日は雨の天気予報は外れ、
  寒くなるという予報も外れています。
  『アンの世界』 のこんな ↓ 11月とは、比べようもないですね。有り難い事です。

   



   “その年の11月は日光を出し惜しみした。
  寒い風が葉の落ちた銀色の楓林を吹き渡り、
  窪地にはほとんどもやが立ち込めていた。・・・・・
   霧のような優雅な不思議なものではなく、
  父の言う、『じめじめした暗い、陰気な、
  滴の垂れる霧雨のようなもや』 であった。”
     
                                   【「炉辺荘のアン」 第19章】



   又々、前置きが長くなりました。
  さて、私が今回の旅行に持って行った物。
  それは、冒頭の写真のポシェットです。

   と言うより、「デジカメ入れ」 と
  言った方が、いいかも知れません。

   バッグに入れても、いつも迷い子に
  なってしまいますし、かさばります。
  
   それに、これがあれば、普段の外出時にも忘れません。
  と言ってもめんどうくさがり屋の私の事。全部手作りは、まず無理です。

   今日のタイトル通り、廃棄寸前の布のポシェットに、
  大好きな薔薇をビーズ刺繍してみました。

   ここから私の超手抜き技。
  それは、柄の布地を利用する事から始まります。

   (尤もこの方法は既に使われている事かも知れませんが)
  例えば、写真右上のような柄の布地を用意して、
  ビーズをただ埋めて行くだけの・・根気だけの代物。

   これが以前、こちらでも紹介した 【ビーズの袋】 の真相です。
  こんな風に種明かししてしまえば、「な~んだ・・」 となってしまいますね。
  これだと複雑な模様の図案を写し取る必要は、ありません。

   実は、この薔薇のポシェットも、
  簡単な刺繍が施されていた物を、ちゃっかり利用させて頂きました。

   ビーズを縫い付ける前の写真を撮って置けば良かったのですが、
  うっかりしていました。この方法は、とても簡単なので、どうぞ、皆さんもお試しあれ。   

余韻の中のティータイム

2007-11-05 21:28:06 | 趣味の器(壺)~その他




   そろそろ下り坂・・
  との今日の天気ですが、
  こんな空で明けました。

   ゴミ出しに行った時、
  全く違う空を北に発見。

   見上げれば・・。
  こちらには電線がない!

   それが妙に新鮮で、
  もう一度、カメラを取りに
  自宅に戻りました。

   ちょっとの時間だと思いましたけれど・・
  それでも少しだけ、その空は変わって
  いました。雲の断片が大きくなり・・。



   午前中こそ晴れていましたが、
  とうとう降り出した雨。

   「夕方から雨」 の予報は、
  ピタリと当たってしまいました。

   さて、今日のティータイムは、
  緑茶で。

   今回の旅行で買い求めた、
  「上高地の香り」 をお茶請けに・・。

    実は、ホテルの部屋に
  あった物と同じです。



   ごぼうに、ピリッと
  甘辛く味付けしてあります。

   甘いお菓子もいいけれど、
  偶には、こういうのもいいですね。

   器は、今日も大好きな萩焼で。
  小さな壺と小鉢は先日の京都で
  買った物。どうやら手作りのようです。

   土物の器は、
  掌にふわりと温かな肌触り・・。
  使い込むほどに、味わい深いものです。



   ところで、仄かに明るい、
  アースライトキャンドル。

   上が写っていませんが、
  あれから毎日使って、
  まだこれだけ残っています。

   これは、バニラの香りなのですが、
  さすがこれだけの大きさになると、
  しっかり香ってくれます。
  
   甘~い香りで、至福のひと時です。
  (画面、暗くなりました)      

秋の女神の魔法!?

2007-11-04 18:12:15 | 香る庭の花綴り




   真っ赤に空を染めた、朝焼け。
  それは、レースのカーテンをも、
  ほんのり桜色に染めてしまう程・・。

   写真には写っていませんが、
  真上には有明の月も・・。

   昨日よりは若干、雲は多いものの、
  気持ちの良い秋晴れになりました。

   昼間はそれ程でもありませんが、
  朝晩の冷え込みが 随分、
  厳しくなりました。







  




   こうなりますと、
  そろそろ紅葉が待たれますね。
  でも、目の前の山は、まだ青々。

   どうやら、今年も紅葉の時期は、
  遅くなりそうです。

   日本の四季は、4人の女神達の
  支配? と、言いますね。

   秋の竜田姫・・今度は、
  真っ赤な魔法? をお願いしたいものです。
  (黄金色は、上高地で堪能しましたので)

   




   “11月の薄暮の穏やかな西風を楽しみながら、
  ベランダの端に腰掛けていた。
   風は耕したばかりの畑を渡り、
  庭の下のねじれたもみの木立を
  微かな調べを奏でて吹き抜けていた。”
         
                        【「アンの青春」 第9章】

   




   『アンの世界』 の11月にしては、珍しい描写ですね。
  どちらかと言いますと、こちらの世界の描写に近い気がします。

   暫く庭には、御無沙汰していますが、
  先日蕾だった黄色のハイビスカスが花開いたかと思えば、
  競うように赤も咲き、はたまた昼咲く朝顔は、
  水色をピンク色に変え・・と、相変わらず夏の花達が、
  頑張ってくれています。大輪の白のペチュニアはこぼれ種から・・。

   冒頭の写真は、先日の 【紅葉した紫陽花】 です。
  今朝見ましたら・・・。

   自然にドライフラワーになっていましたので、
  青い硝子の花瓶に挿しました。

   写真では茶色に見えますが、
  実際は、ワイン色に近い色になっています。

   あの時、すぐ切っていれば、
  もう少し赤色が綺麗に出たかも知れません。

   兎にも角にも、この紫陽花のドライフラワー、
  今年は既に10本近くになったでしょうか。

   置いているうちに、その色も微妙に変化し、
  ここでも七変化の紫陽花の特質を如何なく発揮しています。     

黄金色の煌きの中で・・~上高地の秋 Vol. Ⅱ

2007-11-03 21:46:34 | 旅気分・夢気分

【明神池】




   今日、11月3日は、10月10日と並んで
  晴れの特異日だそうですね。

   今日もそれは、例外ではなく、
  快晴の空となりました。暑からず寒からず・・。
  丁度良い気候です。

   一方、2日目の上高地の朝は、
  こんな幻想的な霧になりました。

   尤も上高地は、“神降りる地” と呼ばれた
  そうですから、こんな神秘的な光景も、頷けますね。

   ホテルの部屋の丁度目の前が梓川。
  梓川越しに見える山は、穂高連峰。

   霧に煙るこんな光景を、起床してから朝食に行く
  までの時間、飽く事もなく、ボ~ッと、
  眺めていたものです。

   こうして2日目は、ゆっくり時間をかけて明神池に。
  本当は、徳沢まで行きたかったのですが、
  時間の関係で断念。










   それでも、見上げれば、どこまでも
  青い澄み切った空。

   目の前には黄金色に染まった樹々、
  振り返れば3千メートル級の山々・・。
  
   そして、優しくせせらぐ川と・・。
  至福のリラクゼーションでした。

   自然の中で、ホテルで用意して
  貰ったお弁当を頂き、仕上げには・・・

   五千尺ホテルで、ティータイム。
  写真は、話題の “ブルーベリーソース
  がけレアチーズケーキ” と、珈琲。

   松本民芸家具に囲まれた店内は、いかにも山のホテルのムード。
  とても落ち着いた、大人の雰囲気でした。

   勿論、美味だった事を付け加えておきます。
  ここでゆっくりし、午後3時半頃には次の目的地、
  白骨温泉へと向かったのでした。 

黄金色の煌きの中で・・~上高地の秋

2007-11-02 16:11:59 | 旅気分・夢気分

【大正池】


【水面もオレンジに染まる田代池】




   “トンネル(安房トンネル)を抜けると・・そこは、
  黄金色に染まった、メルヘンの世界・・・”

   思わず、アッと声を上げてしまいそうな程、
  そこには・・素晴らしい世界が待っていました。

   大好きな上高地!! これまで何度か
  訪れましたが、いずれも緑の季節ばかり。

   秋の上高地は初めてでしたが、
  これ程の世界が待っていようとは・・・。

   兎にも角にも、夢の世界から、
  現実の世界に戻って来ました。

   とは言え、下界は秋を通り越して一気に 冬・・。
  もう一度、あの世界に・・
  戻れるものなら戻りたい心境です。



    一日目、上高地には午後2時過ぎには着き、
   大正池から河童橋まで、自由に散策。

    落葉松 (からまつ) のオレンジの葉っぱが
   落ちているその径は、まるでアンの世界に続く
   径でもあるかのよう・・。

    樹々の間から垣間見える、スイス風の
   赤い屋根は、かの有名な帝国ホテル。

    小鳥達の音楽こそ聴こえませんでしたが、
   川のせせらぎの音、自然の中に身を委(ゆだ)ね、
   季節の色を見る時、時間は歩を止め、
   心を解きほぐす静寂が・・・。

    




    「あたし、沈黙を破ったら、
   この素晴らしい美しさが消えて
   なくなりはしないかと思って、ものを言う事も、
   身動きする事も出来ないのよ。」
      【「アンの愛情」 第1章】

   




   本当にそうですね。美しい景色には、何の言葉もいりません。
  拙い写真ですが、もう少しだけ秋色に染まった上高地を・・。









【迫り来るアルプスと河童橋】


   


   明日は、快晴の天気に恵まれた、2日目の上高地の秋を報告します。