【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

戻り夏の爽やか気分香

2014-09-06 19:21:11 | ハーブと香り雑学

【薔薇のお香立て】














ジェーンは部屋に一人立ったまま、
周りを見回した。
ベッド・ランプの笠は
ビーズの縁取りが付いており、
薔薇の花 が描いてあった。
(中略)
パタ、パタと雨が窓硝子を叩いた。
パシャッ、パシャッ
雨はベランダの屋根を叩いた。             
             【「丘の家のジェーン」 11.】
 







   曇りと傘マークの予報と違って日中は、
  概ね晴れの天気になりました。

   気温もかなり高く、
  もう一度、夏が戻って来たような蒸し暑さ。

   ただ、盛夏と明らかに違うのは、
  (同じ蝉でも)ツクツクボウシの鳴き声と、
  今ではもう昼間からの、賑やかな虫の演奏会。

   こんな時、移ろう季節を思い知らされます。
  ただ、つい先程から降り出した夕立で、
  一気に涼しくなりました。

   気が付けば9月。若い季節はアッという間に通り過ぎて。
  最早(もはや)、老いつつある季節なのですものね。












   さて、こんな日。
  せめて気分だけでも
  爽やかになりたいと、
  久し振りにお香を
  取り出しました。

   お香の香りは、
  ラベンダー。

   折しもデング熱が
  流行っている昨今。

   虫除け効果のある
  ラベンダーは、
  丁度良いかと。

   リラックス出来て、
  蚊にも刺されない・・
  まさに一石二鳥の
  お香です。

   それにどういう訳か
  お香の香りは “秋”
  という気がしてなりません。

   同時に郷愁とでも
  言いましょうか・・。どこか懐かしい香り。
  アロマオイルでは決して感じた事のない感覚です。

   そうそう、今日の 『アンの世界』
  私も絶対に薔薇は欠かせません。薔薇雑貨、大好き。

   手描きのランプは 【先日】、既に登場済みですね。
  尤も縁飾りは、ビーズではなく、レースですけれど。
  薔薇のお香立ては、大のお気に入りです。   

今日は秋色大人顔

2014-09-05 17:48:38 | 四季のスケッチ





【大好きな籠に入れて】








「お化けの森の小高い所に並ぶ、
天を指すような樅の木立・・・・・
懐かしいなあ!
『心豊かな愛しき我が家』 は
言い得ているね。
でも家は年を取ると思うがな」
思い出の中では年を取らないの
              【「アンの想い出の日々」 第三夜】
 












【お澄ましの 「秋色紫陽花」】







   朝方は、かなり降った雨ですが、その後は降ったりやんだり。
  時折、晴れ間も出ますが、お天気は安定しません。

   そんな空ながら、午後になってからは、
  一滴も降っていませんが・・。
  それでも相変わらずの蒸し暑さは続いています。











   さて、性懲りもなく
  今日も紫陽花の話題を。

   今年は紫陽花が
  枯れません。
  (冒頭から4、5枚目)

   例年、梅雨の季節を
  過ぎますと、茶色に
  なって立ち枯れるのが
  常だったのですけれど。

   (尤も、セピア色の
  それはそれで結構、
  趣きがあって
  重宝していました)

   でも今年は一風
  変わった色の変化が
  何度も楽しめます。

   まるで北海道の
  紫陽花のよう。

   8月に雨が多かった事も
  一つの要因なのでしょうか。

   いずれにしても、年を取らない、
  何度も蘇る紫陽花という訳です。何だか羨ましいですね。

   そうそう1輪だけ、ちょっと早いけれど試しにドライに。
  アンティークっぽく、良い色に染まっています。

   一気に、お部屋は秋色に。 
  勿論、布の花もこんな色、大好きです。

瑠璃の残香

2014-09-04 20:50:25 | 『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』編






 








信州に行ってふらふらしていたら、
素敵な喫茶店を見つけてふらっと入った。
緑の木の下の広いテラスに黒い木のテーブル。
そこを独り占めして本など読んだら、おお、
素敵、と思ったのだ。
そろそろシーズンオフ。
もう、誰もいないテラスだ。

そこへ、女が、ふらっと来て、
コーヒーを注文。
オーナーの彼女がにこやかに迎え、
「ケーキはいかが?」 なんて言う。
「何がお勧め?」 と聞くと、
「今日は、チーズケーキを焼きましたの」
「じゃあ、それを頂くわ」 なんて、
うーん、いい、いい。
と、想像した通りに事が展開した。         
               【「家族がいてもいなくても」 久田恵】
 






   こちらは又々、雨となりました。
  尤もその雨、午後にはほとんどやんでいましたが、
  かなり蒸し暑くなっています。

   「秋霖(しゅうりん)」 と言うには少々、早い気もしますが、
  異常気象の昨今の事、驚く程の事ではないのかも知れません。
  (注:「秋霖」 とは9月から10月にかけて降る長雨の事)

   他には秋入梅(あきついり)、薄梅雨(すすきづゆ)
  とも呼ばれているそうですね。それにしても美しい日本の言葉。











 

   さて、気温の割に
  湿度が高く、
  蒸し暑かった今日。

   早々に浸った、
  秋色大人色、
  琥珀色の世界は、
  どうにも暑苦しくて。

   こうなれば・・。
  さっぱりしたくなる
  のが人情ですね。

   夏の間、クールな
  瑠璃色には随分、
  お世話になりました。

   特に硝子は、とりわけ
  涼やかな輝きを放って
  くれますものね。

   でも、もうそろそろ、
  秋支度をしなければ
  なりませんから、
  この瑠璃の世界も恐らく
  今日が最後になるでしょう。


     およそ二週間振りですね。
    『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』、開店と致しましょう。

     ところで今日の例文は、本日付の新聞のエッセイから。
    それにしても世の中には、
    何と似た考えの人が多いのでしょう。

   思わず私も、“そう、そう”
  ~なんて相槌を打っていたものです。

   しかも、その続きが奮(ふる)っています。
  オーナーの女性は、黒のドレスを着て、
  どこか都会の匂いを漂わせているそうな。

   それは、主張はしないけれど、
  趣味の良さを窺(うかが)わせているとも。

   何と素敵なのでしょう! 思わず溜息。  
  その情景を目に浮かべたものですが・・。
  次の文章に目を疑いました。

   “どう考えても喫茶店として、
  採算が取れていそうにない・・” と綴られています。

   そうなんですよね。それが一番の課題です。
  ~なんて。せいぜい空想の世界で楽しむ事にしましょう。       

秋色パレットで描く花

2014-09-03 19:18:38 | 香る庭の花綴り

【秋色紫陽花(パステルグリーン)に変化しつつある紫陽花】


【彩り増す秋色紫陽花】




【ふた色襲(かさ)ね】










金蓮花きんれんかよ、美しい輝く金蓮花よ、
誰がお前たちに彩色したのか、
お前たちは夏の夕日から
作り出されたに違いない。                 
              【「エミリーはのぼる」 第4章】










【午前7時8分の空】


【午前7時9分の空】



【午前7時22分の空】







   今日も上記のような趣きのある空で明けました。
  夏から秋に移行する、狭間の季節の空は、
  ちょっと目を離せば次の瞬間には大きく変わっています。

   兎にも角にも、こんな空で始まった今日。
  晴れのお天気は、もう少し長続きすると思っていたのですが・・。

   お昼前には早くも曇り空に。
  今にも降りそうで降らない空は、意外にもしぶとくて。
  ただ、風がありましたから、洗濯物はすっかり乾きました。

   







【こちらは 「秋色半夏生」】




【変わらない朝の美人】






   さて、『アンの世界』 の金蓮花が夕日で彩色されたのならば、
  今、すっかり魅了されている一連の秋色紫陽花は、
  一体、何で彩色されたのでしょう・・?

   ~なんて。一応、問うてはみましたが・・。
  その答えは、こちらでも再三、述べていますね。

   でも、通り一変の答えでは面白くありません。
  やはり、アン 風でなければ。

   妖精が魔法の露を 「エイッ!」 とばかり
  振り掛けたのでしょう。銀色に輝く杖で。

   冗談はさておき、今年は 「半夏生(ハンゲショウ)」 も
  シックな秋色に変身。「秋色半夏生」 としてお目見えです。

   変わらないのが朝の美人こと、朝顔。
  「朝顔の紺の彼方の月日かな」 ~ 石田波郷(はきょう)

   朝顔の変わらない凛とした紺色に、
  過ぎ去った青年時代の月日の回想を詠んだものと言います。

   変化する紫陽花や半夏生、変わらない朝顔。
  どちらにしても人は、これらの花に投影し、
  心を寄せる・・。奥深いですね。

終わりの始まり

2014-09-02 17:31:17 | 今時主婦の井戸端会議(政治など)



【吉田清治の嘘八百】


【捏造記事】






   久し振りの青空が戻って来ました。
  晴れていますから日中は少々、暑いけれど、
  一歩、日陰に入りますと、そよそよと風が吹き、
  気持ち良いです。

   そんな今日。朝から 「ツクツクボウシ」 の鳴き声。
  鳴き方がユーモラスで、思わず笑みがこぼれてしまいます。

   その間隙を縫うように今度は、虫の声。勿論、昼間から。
  狭間(はざま)の季節は、何と趣きがあるのでしょう。









【この狂気!】






【当時の新聞記事~「京城日報」 1944年(昭和19)7月26日付他
月収、300円以上、前借3000円まで可と記されています。
300円は日本軍の大佐クラス以上の月収】






   さて、8月5日に朝日新聞が 「いわゆる慰安婦問題」 の
  特集記事を出して、およそ1ヶ月経とうとしています。

   朝日新聞がどんな新聞であるか・・
  今では知り尽くしている私ですが、
  まだまだ知らない方も多いのではないかと思います。
  長らく日本の大新聞? として君臨して来たようですから。

   しかしながら、その正体は、日本という国を
  32年間も捏造(ねつぞう)してまで貶(おとしめ)める
  売国新聞だった・・~なんてシャレにもなりません。
  おまけに捏造記事の謝罪すらありません。

   事の顛末(てんまつ)を鑑(かんが)みるに、
  思考回路が、あの国にそっくりだと思わずにはいられません。

   話が前後してしまいました。
  遅ればせながら、「月刊 Will」 を購入したのは一昨日の事。

   しかも発売されて一週間そこらで、
  たった1冊だけ残っていたものです。
  こんな事がかつてあったでしょうか・・。

   月刊誌も然ることながら週刊誌も色々、書いていますものね。
  「週刊文春」 を朝日の広告から削除もしましたし。

   ともあれ、一人でも多くの人に朝日新聞という、
  こんな卑怯な新聞の事を知って貰える事は嬉しい事です。
  こうなれば一日も早く廃刊して欲しいものです。

長月の青い花

2014-09-01 18:39:28 | 四季のスケッチ

【背丈をぐんと伸ばしたセージ】


【今が旬 ~ 茄子の花】








その河があまりにも 青い ので
ジェーンは有頂天になって
大声を上げたいくらいだった。
河は更に 青い 港へ流れ込んでいた。
丘の頂に登りつめた時、二人の前に広がる
更に大きな、更に 青い ものを
ジェーンは湾に違いないと思った。
(中略)
「こんなに 青い ものがあるとは
思わなかったわ」                
                 【「丘の家のジェーン」 14.】






   今日から 9月。
  その 9月は夜が長くなる事から 「長月」。
  その最初の一日は、どんよりとした重い空で明けました。

   “予報では午後 3時頃からの雨だけれど、
  今すぐにでも降って来そうな空ね・・”

   朝には、そんな会話を交わしたものです。
  案の定、程なくして雨は降り始めました。
  音もなく、しとしとと・・。

   一時の 「ザ~ッ」 ではありません。
  雨の降り方も、おまけに気温の方も、すっかり秋。

   こんなに早く秋を感じた今年。
  最近では珍しい気がします。









【パステルグリーンの紫陽花】




   さて、「長月の青い花」
  なんて記しましたが、
  別に今に始まった
  事ではありません。

   これらは夏中咲いて
  いたものであり、今もなお
  元気に咲いているという
  だけの代物です。

   セージ、(同じ仲間の)
  ブルーサルビア、
  ローズマリーに・・。
  勿論、朝顔も。

   それぞれの “青”。
  盛夏の涼を呼ぶ青。

   はたまた白い秋の
  どこか哀愁を誘う青。

   季節の移ろいと共に、
  感じる青も違いますね。

   兎にも角にも私の大好きな青。
  そう言えば、今着ている服も青色です。

   ところでこの所、何度も登場している紫陽花。
  梅雨の頃から比べれば随分、変化して行った色。

   今では、いつの間にか 「秋色紫陽花」 と、
  その名を変えていますが、その頃は勿論、青でしたね。

   雨に洗われて一層、その色を青くして。
  その青は、梅雨の蒸し暑さをどれだけ忘れさせてくれた事でしょう。

   紫陽花の色は土壌だけでなく、気温や湿度の変化、
  日射しの強さにも影響すると言います。

   今の所、パステルグリーンで落ち着いていますが、
  これからもまだまだその色を変えるかも知れませんね。
  興味は尽きません。